story236 ページ49
｢お前か……大昔に竜を斬った“伝説の侍”ってのは、竜なんて生物がいたかどうかも知らねぇが…会いたかったぜ！！！｣
ゾロは左手に持つ剣を侍ゾンビに振りかざす
ゾロの攻撃の重さに侍ゾンビは防ぎ切れず後ずさる
ブルックはその強さに驚きを隠せずにいた
自分には1歩も引かなかった侍ゾンビがゾロの一撃に押し負けたのだ
｢お前、その刀良さそうだな｣
ゾロは侍ゾンビが使っている刀を瞳に映す
侍ゾンビが持っている刀、大業物21工の一本刃は黒刀乱刃大逆丁字、名刀“秋水”という一品
そこらではお目にかかれない代物だった
侍ゾンビの説明を一通り聞き終わったあとゾロは楽しげに笑った
｢大業物なのか！！そりゃいいものに出会った
侍と言うからそこそこのものは期待してたが…
よし！その刀俺が使ってやる！！｣
楽しげな顔とは一変、ニヤリと悪人面と言えるような笑みを浮かべたゾロにふざけるなとでも言いたそうな言葉を発していった
｢ヨホホホホこの黒刀“秋水”を私から奪うと！？｣
｢正確には…お前の屍の横に落ちてる刀を貰う、だな｣
挑発するゾロに侍ゾンビは楽しげに笑っている
侍ゾンビはふと、ゾロの腰に携えている鞘三本を視界に入れる
｢3本もお持ちのようですが｣
｢1本折れてる。収まりが悪ぃんでぶら下げてるだけだ
俺は三刀流なんだ｣
｢そういえば先程の女性も仰ってましたね
三刀流？聞いたこともありませんな！！
曲芸ですか？ヨホホホ｣
｢今見せられねぇのが残念だ｣
ゾロは剣を侍ゾンビの前に出す
侍ゾンビは今、記憶にない感情が湧き上がってきていた
何か巨大生物とでも対峙したかのようなゾクゾクする不思議な感覚
今にも体が踊り出しそうな感覚に陥っていた
次の瞬間三刀流剣士と竜を斬った侍の剣が交わった
それは大砲のような音にフランキーとブルックはビクッと驚いた
次々と交わる互いの剣、Aは2人の戦いをじっくり見ていた
｢夜明歌・クー・ドロア！！｣
侍ゾンビが放った攻撃に瞬時に気づいたゾロは間一髪のところで避けた
敵を見失った攻撃は壁に風穴を空けた
銃のようなその威力、あれは本来“突き”なのだが侍ゾンビの筋力だと銃にも匹敵する威力となる
ブルックが先程の技をやってもあのようなことにはならない
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リリア(プロフ) - 桜彩さん、ありがとうございます！これからも喫茶店Worldをよろしくお願いします！ (2020年4月20日 8時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年4月20日 1時) (レス) id: 27763065ab (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - 煮物さん、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年4月16日 8時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
煮物 - 待ってました！これからも応援しております！！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: 3d2ae755c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年4月14日 22時
