story96 ページ5
｢本当にありがとうなA｣
『いえ、大丈夫ですよ』
翌日、私はタイガーさんと少し話してから自分の船に乗る
そして船は少しずつタイガーさんたちの船から離れていく
『では、また会いましょうタイガーさん！！皆さん！！』
甲板のあちこちからありがとう！や疑って悪かった！！など聞こえてくる
｢A！！！！｣
私はタイガーさんの方を向く
｢化け物なんかにならなくていいからな！！！｣
『ぇっ…な、なんでですか！！！！』
化け物にならなくては、私はあなたに血を渡した約束が…！
｢俺は“友達”に輸血してもらっただけだ！！
ただそれだけのことでAが化け物になる必要などない！！！！｣
！また視界が揺れる
ああもう“この世界”に来てから涙脆くなってしまった
でもきっとそれだけ感情が柔らかくなったってことだよね
『ありがとうございます！！！！タイガーさん！！！！』
私は右手を上げて振る
ありがとうございますタイガーさん
あなたは沢山の人々を救った
全ての奴·隷さんたちの大恩人
偉業を成した“魚人島の英雄”
｢ありがとうな、A……」
その言葉は潮風に消え…
『ありがとうございます、タイガーさん…』
その言葉は波音に消えた
愛おしく
美しい
この世界へ
愛を込めて
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リリア(プロフ) - ジャネットさん、ありがとうございます！これからも皆さんに喜んでもらえるように頑張ります！ (2020年2月11日 7時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャネット(プロフ) - 1万回投票したいくらい好きなお話です…。応援してます！ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 0c6808fe65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年2月1日 23時
