story126 ページ36
『お世話になりました』
私は白ひげさんに頭を下げる
｢気にするこたァねェ｣
白ひげさんは笑いながら返してくれた
私は部屋を出て甲板に向かう
｢もう行くんだな、Aさん｣
『ええ、いつまでもお邪魔している訳にはいかないので』
歩いてる途中ビスタさんに会い、一緒に甲板に行くことになった
｢このまま白ひげ海賊団に入るのもいいと思うが、どうだ？もし入ったら俺の隊に是非とも欲しいよ｣
『ふふっ、嬉しいお誘いですね。ですがすいません、私の船長はただ1人なんです』
私の脳裏にはただ1人の船長が私を海に誘ってる時を思い出す
｢今度あったらまた手合わせ願おう｣
『はい、楽しみにしています』
話しているうちに私達は甲板に着いた
何故かたくさんの船員さんたちがいる
｢Aさんが行ってしまうのを聞きつけて皆が来たんだ｣
『そうだったんですか』
私は周りの方々と別れの挨拶を交わす
｢A…」
キュッと私の服の裾を掴んだエースくん
『どうしましたか？エースくん』
｢……」
なんか子供の頃と似てるなこの感じ
私はあの時のようにエースくんのおでこと自分のおでこをコツンと合わせる
だけどエースくんは大きくなって私は背伸びをしないと届かないほど成長していた
至近距離にあるエースくんの目は私を見ようとしない
『愛してますよ』
エースくんはバッと私を見る
『大丈夫、また会いに来ますから。ね？』
｢…おう…行ってらっしゃい……」
元気がないのかエースくんの声は小さかった
『はい、いってきます』
私はエースくんのおでこにキスをし、自分の船に乗る
｢Aさーん！！また来てください！｣
｢また手合わせお願いします！｣
ちらほらと船員さんから言葉を貰う
｢またねい、A｣
船から飛んできたのはマルコさんだった
『はい、また会いましょう
エースくんのことお願いします』
｢ああ、任せとけよい｣
その言葉を最後にマルコさんは自分の船に戻って行った
『さぁ、早く目的の島に行かないとね
お客さんをあまり長く待たせる訳にはいかない』
私はある島で待っているお客さんのことを考えながら舵を切る
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リリア(プロフ) - ジャネットさん、ありがとうございます！これからも皆さんに喜んでもらえるように頑張ります！ (2020年2月11日 7時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャネット(プロフ) - 1万回投票したいくらい好きなお話です…。応援してます！ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 0c6808fe65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年2月1日 23時
