story107 ページ16
｢なんで私達を助けたの？｣
ナミちゃんは私を試すようなそれでいて警戒してるような目で私を見てきた
その目には年相応の純真無垢というものはなかった
この海賊時代そうなっても仕方ないのかな
『本当は助けるつもりはなかったんです
ただ結果的にああなったんです』
｢？どういうこと？｣
『私は魚人さんが好きです
ナミちゃんは魚人さんや…んーそうですね、海賊さんは好きですか？』
ナミちゃんは首を横にフルフル振る
｢全っ然好きじゃない！
アーロンは悪いやつだし、それにアーロン海賊じゃん！
魚人は少し嫌い、海賊は大っ嫌い！！｣
私は苦笑いし、ナミちゃんの頭を撫でる
『私は魚人さんや海賊さんが好きです
ですが嫌いな魚人さん海賊さんもいます』
どういうこと？と私を見つめるナミちゃん
『優しくいい魚人さんや海賊さんもいれば意地悪な悪い魚人さんや海賊さんもいます』
『私の友達の魚人さんの大切な人達がアーロンさんやその仲間だったんです
魚人さんには魚人という誇りがあります
だからアーロンさん達が罪のない人々を傷つけたから私は怒ったんです
彼らは魚人という誇りを武器にし、人に猛威をふるおうとした
それは許されることのないことです
それにぶっちゃけアーロンさんが私の友達の大切な人じゃなかったら殺してましたよ
あまりアーロンさんのことは好きじゃないので』
あんまりアーロンさんのことが好きじゃない
いや、全然好きじゃない
むしろ嫌いなほうに入る
さすがにこんなことまで言える訳もなく私は柔らかく言う
｢つまりいい人や悪い人がいるってこと？｣
『そうですよ』
『いつかナミちゃんも好きになる魚人さんや海賊さんがいますよ』
ナミちゃんはあまり納得していなさそうだったがちょうどそのタイミングにベルメールさんとノジコちゃんが戻ってきた
｢悪いねA、ナミはいい子にしてたかい？｣
『ええ、とってもいい子でしたよ。
優しくて強い女の子ですね 』
｢そう、よかった。今ある完熟みかんはこれで全部だよ｣
カゴ6ついっぱいにあるみかんたち
たくさんのみかんたち、美味しそう
みかん盛りだくさんパフェでもメニューに出そうかな？
女の子たちに人気でそうだな
そう思いながら私はバックから大量のお札を出し始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 312人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリア(プロフ) - ジャネットさん、ありがとうございます！これからも皆さんに喜んでもらえるように頑張ります！ (2020年2月11日 7時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャネット(プロフ) - 1万回投票したいくらい好きなお話です…。応援してます！ (2020年2月11日 2時) (レス) id: 0c6808fe65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年2月1日 23時
