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七つ・嗤う砂時計 ページ7

此岸と彼岸




二つの世界を繋ぐ海。




ジリリリリリリリリ
ジリリリリリリ


ジリリリリ



ジリリリリリリ


ジリリリリリリ




「……あたし ミサキ…」




七不思議からの電話が鳴り響いた。




声は艶やかで(しと)やか。




その事から女性であることは推測できる。




「この(きざはし)の上にある学び舎で生徒にものを教えていたの


でもここで身を裂かれて殺された


丁度あなたが立っているところでね


ねえあなた


あたしの身体(からだ)探してくださいな」




その女性は拒否権が無いような口ぶりだった。




有無を言わさぬ重さ、とでも言えるのであろう。





「まずは腕。 右の腕___


この手であたし、白墨(チョーク)を使って字を書くの。


急いでね、じきに授業が始まるわ」




ガチャンと音をたて電話はきれた。




今はただツー、ツーと鳴るだけ。



ギ、ギ、ギギと手入れされてなさそうな砂時計が回転して残り時間を落としはじめる。



サラサラと落ちていく砂は私たちに「時間なんてない」とでも言うようだった。




「あそこに腕を置けば、進めるのかな……?」




寧々センパイが答えを問うようにポツリ。




「さあ?でも何かはおきるだろうね」




答えのように花子くんがポツリ。




「平気っすよ先輩!あんなイタ電
無視して行きましょう!」




場を盛り上げる様に源が明るく言った。





『やめといたほうがイイんじゃない?』




彼を止めるように私も言った。




「七不思議ってのはね自分の支配する領域内ではサイキョーなんだよ。オレの場合トイレね」




『キミの領域なんかダサくない?』




「タイラうるさいよ」



今度からダサ子くんとでも呼んでやろうかと静かに決心しながら彼の話に耳を傾けた。




丁度源が脅されているところだった。




「試してみたいなら止めないけどお」




フフフとニヤつきながら源の肩に手をおく花子くん。




少しばかり顔を青くさせる源。




場を切り替えようとするセンパイ。




……無視でイイよね。




彼らを無視して右腕を探し始める私。




さっさと退治して帰ろ。家帰って漫画読もう。

八つ・カラダ探し→←六つ・解答はご名答



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夕雨(プロフ) - 焼き鮭(・・3鮭)さん» 「焼き鮭ちゃん!」cv鬼頭あかり、になりますね!(全力でからかっていくスタイル) (2020年7月5日 17時) (レス) id: 1aaf65a1f6 (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - しばらくの間更新停止とさせていただきます。応援してくださった皆様ありがとうございました。またネタとか色々考えついたら更新しようと思います。ご迷惑お掛けします (2020年7月5日 13時) (レス) id: 1aaf65a1f6 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(・・3鮭) - 待って…やっぱ…なしにしてください…_(:3」z)_お願いします… (2020年7月5日 12時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(・・3鮭) - 名前…関係ないけど…焼き鮭(・・3鮭)になる… (2020年7月5日 12時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - いつきさん» コメントありがとうございます!最近全然投稿出来てなくてすみません、もう少ししたら投稿できると思うのでしばしお待ちを! (2020年3月31日 13時) (レス) id: 1aaf65a1f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕雨 | 作成日時:2020年1月12日 18時

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