鈴の音が鳴る頃に

君にしたい七のコト、続 ページ24

きょうしつで寝てる君のおでこに ✕✕ してみた



『…………』

ちゅっと小さく音をたてて✕✕したあなた。
目を覚まさない彼にほっと安堵し茜の斜陽さす教室から出ようとしたら、不意に掴まれた手。
振り向けば、赤い顔した彼が立っていました。

「それは、自惚(うぬぼ)れてもいいってことかよ……」

物言いたげな目はあなたを捉えて離しません。

さて、なんて答えましょうか……？






だーれだ、してみた


『だーれだ』


「…………、センパイ？」


『君の様な感の悪いガキは嫌いだよ』


女性、ということはわかったのですが、センパイかあなたかは分かりませんでした。
そこで、彼は当てずっぽうという手段に出て見事に敗北。あなたはご立腹。
彼はあなたのご機嫌取りに、ミサキ階段へ足をおとすでしょう。

「あんた、また来たのね……」

ヤコさんは呆れながらもあなた達二人を見守っていました。我らのたよれる姐さんです。





よめ募集中、という呟きを聞いてしまった


「よめ募集中」


『ちょっと待ってて。キスしたらお姫サマに戻るカエルちゃん見つけてくる』

そう言い残し、窓から校庭へ飛び出そうとしたあなたの首ねっこを掴んだ彼。
ぜェぜェと肩で息をする彼は余程焦ったのでしょう、額には汗が浮いています。
でも、なんで焦った のでしょうか。
カエルとキスするのが嫌だったから？
それとも…………
「オレのお姫様が平以外とか冗談じゃねえよ……」
呟いたその言葉はあなたに届いたのでしょうか？






Fin＿番外、君にしたい七のコト





＿＿＿掲示板＿＿＿

番外編、お付き合い頂きありがとうございました〜！


楽しんで頂けましたか！？


ときめいて頂けましたか！？


よければ、感想お願いします〜！



PS.

一週間、投稿出来なくてすみませんでした！！！

だいたい土曜日、日曜日の更新になりそうです。

ご迷惑お掛けしますが、これからもよろしくお願いします！

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