にじさんじの受付嬢、有能な件【2j3j】 (ページ8)

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夢ページ8

Aside

？？「大佐の所為ではありません！大佐はどちらも助けようとしていたではありませんか！それなのに何故お辞めになってしまうのですか！」

私の下に就いていた部下は泣きそうな声でそう言った。

あの時の私はなんて答えたんだっけ？

『……………一度にあれだけの人数を失ったんだ。ただでさえ数の少ない我々からすれば残った人数がこれだけと言うのは話にならないのだろうさ』

？？「何故、大佐は被害者です！貴方は何も悪くない！」

『悪くなくなってこの世界は誰かを悪者にしないと生きていけないんだよ』

帰ってきたのは黒焦げになって名前がよく分からなくなったペンダントだけだった。

中にはペンダントすら残らなかった奴もいた。

？？「貴方が背負う必要なんて何一つない！貴方は、貴方がいなければこの部隊はなんの価値もなくなってしまう………。“南雲”さんは」

『黙れ！それ以上口を開けることは許さないぞ。“俺”の前で彼奴らの名前は、出さないでくれ…………』

救えた筈だったんだ。

救えた筈だったのに………。

傍にいた部下もいなくなった。

あの子はなんて名前だったかな。

私が辞める最後まで私の傍にいてくれた少し性格のキツイ子。

けど勉強熱心で仲間思いのあの子に少し憧れていた。

自分もあんな事に慣れたら、あんな“女の子”になれたらってずっと思ってた。

「男も女も関係ないだろ？俺達は家族だ。同じ飯食って、同じ部屋で寝て、同じ仕事して。みんな傍にいるだろ？だからお前が辛い思いしなくてもいいんだよ。みんなお前を認めてくれる。絶対な！」

『ごめんなさい、ごめんなさい“南雲”。“南雲”』