にじさんじの受付嬢、有能な件【2j3j】 (ページ6)

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お寿司ページ6

Aside
『ご飯何食べたい？』

車の助手席に夜凪君を乗せてシートベルトをつける。

夜凪「お寿司！かっぱのお寿司食べたい！」

『かっぱ………？かっぱ寿司の事？』

私がそう聞くと夜凪君は頷いた。

『ならお昼はお寿司にしよっか。此処からすぐ近くだからね』

そう言って私は車を走らせた。

『はい、どうぞ。好きな物頼んでいいからね』

注文用のタブレットを渡して夜凪君がどんな物を食べるのか少し気になりながら私はお茶を作っていた。

しばらくして運ばれて来たのはきゅうりの巻き物や稲荷、うどんにジュースといったなんとも子供らしい物だった。

『もっと頼んでいいんだよ？お腹いっぱい食べな？』

私の言葉に夜凪君は少し戸惑いながら色々追加で頼んだ。

追加で頼むにしても量が少なすぎる。

うちの弟が夜凪君くらいの時はもっと食べてたけどなぁ、なんて考えながら私もお寿司を注文する。

『お口ちっちゃくて可愛い』

稲荷寿司を一生懸命食べる口が小さすぎて油揚げの部分にしか到達していない。

控えめに言ってめちゃくちゃ可愛い。

『いっぱい食べて大きくなってね』

小さい声で言ったはずだったが夜凪君には聞こえていたらしく少し頬を赤くして首を縦に振った。

『あ！揺木さ〜ん。今日夜勤務でしたっけ？』

揺木「そうなんよ〜。今日夜勤の清水さん、風邪ひいたみたいやわ。移されるん嫌やから悪いんやけど来週の頭2日間半日でええから出てくれん？」

『良いですよ〜』

今日は午前中だけの仕事だったから叶さんを待ちながら帰り支度を始める。

揺木「Aちゃん、既婚者やったっけ？記憶では違うきぃしたけど」

『あぁ、叶さんのご親戚のお子さんみたいで。今日だけ預かってるらしいんですけど家にひとりってのもって事で半日私が預かってました』

その後すぐ叶さんが来て私は夜凪君が叶さんと話しているのを確認して自分の車の置いてある駐車場まで向かった。