にじさんじの受付嬢、有能な件【2j3j】 (ページ5)

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騎士様ページ5

Aside
夜凪「僕、騎士になるんだ！そうしたらお姫様をずっと守ってあげられるでしょ？」

穢れを知らない純粋無垢な笑顔。

何処か知り合いに似ている様な、人を照らす明るい笑顔。

「A！此処来いよ！皆で飯食おうぜ！」

『ほんとに？真っ白なお馬に乗って迎えに来てくれる？』

夜凪「うん！だから僕と“結婚”して下さい！」

年の差あり過ぎでしょ。

『結婚…………？ちょっと待って、え、お姉さんと結婚してくれるの？』

夜凪「うん、だって傍に居ないと守れないでしょ？」

すごい爆弾発言をされた気がする。

『よ、よく考えてみて。夜凪君は今好きな人はいないの？』

夜凪「いるよ！〇〇ちゃんって子が好き！」

『そうでしょ？けどお姉さんと結婚しちゃったらもう二度と〇〇ちゃんに会えないんだよ？そんなの嫌でしょ？』

そう聞くと嫌だ、と夜凪君は言った。

『ならお姉さんじゃなくて〇〇ちゃんを守らないと。お姉さんを守ってくれるかっこいい騎士になろうとしてくれなくていいんだよ？』

夜凪「けど！そうしたらお姉さんを守る人がいなくなっちゃうでしょ？」

目に涙を溜めながら私の方を見る。

心苦しいったらありゃしない。

けれどそこに見覚えのある人物が通りかかった。

『大丈夫。お姉さんにはカッコよくて強ぉい素敵な騎士様がいるのよ？』

すぐ横にいた彼の手を軽く掴んで夜凪君の前に連れ出す。

？？「Aさんの弟さんですか？可愛いですね！」

『この人がお姉さんのカッコよくて強ぉい素敵な騎士様だよ。ねぇ、あっきーな』

三枝「状況の理解が出来てないけど………、Aさんの騎士、三枝明那です！よろしくな！」

ほんと三枝さんに瞬時の理解力があって助かった。

『すみません、ありがとうございます』ﾎﾞｿｯ

三枝「いえいえ、助けにならたらな良かったですよ」ﾎﾞｿｯ

そう言って三枝は行ってしまった。

携帯の時計アプリが12時を知らせる。

それを見て私は夜凪君を連れてご飯を食べに行った。