にじさんじの受付嬢、有能な件【2j3j】 (ページ2)

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受付嬢の1日ページ2

Aside
朝9時。

今日は10時半出勤だったな、と思いながらベッドから起きる。

少し遅めの朝ごはんを準備しようとした所で携帯がなった。

『はい、桃喰です』

電話の相手は先輩の鈴木さんだった。

鈴木“申し訳ないんだけどさ、今日9時半出勤ってお願い出来ない？急遽予定の入っちゃった子がいて”

『分かりました、朝ごはん食べたらすぐ出ます』

私はそう言って電話を切り、急いでご飯を流し込む。

『今日は多分遅くなるからさきご飯食べてて良いからね。“兄さん”もう行くから洗い物だけお願い』

ソファで眠っていた弟と兄にそう告げ私は家を出た。

『今日は長尾さんですか？』

長尾「すいません………」

『いえいえ、このくらいならすぐ出来るのでちょっと待ってて下さいね』

長尾さんを近くの椅子に座らせて私は作業を始めた。

『……………………』

長尾「…………」

『……………………そんなに見られると恥ずかしくて死んじゃいます』

私が意地悪にそう言うとプイッと違う方を見てしまった。

『う〜ん…………、此処をこれこれこの様に』

カタカタとパソコンのキーボードで少し難しいコマンドを入力しながら長尾さんにこうなった経緯を聞く。

『これはどうしたんですか？』

長尾「編集途中までして次の仕事の時間になったんで保存して仕事行ったんですよ。そしたら保存できてなかったらしくて……」

私は話を聞きながら最後のキーを押してエンターキーを押した。

『お、復興出来ました。一応確認お願いします』

ショート動画の編集だったらしく1分くらいの短い動画が画面に映っていた。

長尾「はい！これです！」

『なら良かった、じゃあ私はこれで失礼しますね。また何か困った事があれば何時でもどうぞ〜』

私はそう言って長尾さんに手を振って事務所の受付に戻った。

これが私の一日の始まりだ。