[brothers conflict＆名探偵コナン]君との記憶 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:12,670 hit

第四十六話ページ2

梓side

僕たちは山能寺についた
そしてすぐに蘭さんが来た

蘭「もう！２人共どこ行ってたよ！心配したんだから！」

コ「ごめんなさい……」

平「まぁ、そう怒らんといてな、姉ちゃん」

やっぱり２人は怒られた
そして蘭さんは言った

蘭「そういえば、和葉ちゃんとAさんもどこ行っちゃったんだろう？」

平「えっ？あいつ、おらへんのか？」

梓「やっぱりAも帰ってきてないんだ……」

A……一体どこに……
相変わらず携帯は繋がらない
僕たちが蘭さんに問いかけると玄関の戸が開いて刑事さんが入ってきた
確か白鳥さんだったかな？

白「あっ、蘭さん、毛利さんはいますか？」

蘭「はい、奥にいます」

蘭さんは白鳥さんを客間に案内し、僕たちはそれについて行った
　
客間にはさっき会った阿笠さんと子どもたち、毛利さんがいた

梓「あの……僕はどうすれば……」

刑事さんが来たってことはなにかわかったってことだよね
僕はここに居てもいいだろうか……

平「梓さんも居てもいいとちゃうか？」

白「はい、居ても大丈夫ですよ」

梓「そうですか……」

居てもいいんだ……
僕は服部くんたちの隣に座った

そして刑事さんが話し始めた

白「千賀鈴さんの母親は宮川町のげいこさんで彼女が５歳の時に病死しています、未婚の母でしたので、千賀鈴さんはお茶屋の女将さんの山倉多恵さんに引き取られて育てられたそうです」

そうなんだ……

白「彼女の父親は誰かはわからないんですが、毎月お茶屋に匿名でお金が送られてきてまして、それが３ヶ月前からなぜか途切れてしまったらしいんです」

確かに興味深いね……
あれ？そういえば白鳥さんって東京の刑事さんだったよね？
どこでこの情報を手に入れたんだろう……

すると阿笠さんも気になったらしく白鳥さんに質問した
すると服部くんがフッと笑った

平「おじゃる警部から聞いたんやろ？」

おじゃる警部？まさか綾小路警部のこと？

白「違いますよ！こう見えても私、祇園でちょっと顔なんです」

白鳥さんは得意気に話した

白「だいたい、あいつは私のライバルと言われてますがシマリスをいつも連れ歩いているあいつと一緒に……」

シマリス？あの警部さんシマリス連れ歩いてるんだ

すると白鳥さんの携帯がなった
そしてこうつぶやいた

白「形見分け？」

白鳥さんがそうつぶやくと考え込んでいた毛利さんが「わかったぞ！」と叫んだ
僕達は目を丸くした