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第64話 ページ22

目の前に梓がいる
今……梓に会わせる顔がない
でもここで逃げたら、梓と仲を戻すことは不可能に近い

梓「A……ごめん」

そう言って、梓が私を抱き締める
謝るのは私の方……梓になにもできなかった
でも言葉が出なかった
梓が続けて言う

梓「君の言う通りだった……椿は僕に夢を託すと言ってくれた、もし降りてたら椿を傷つけてしまっていた」

貴「梓……」

やっと出た言葉は名前を呼ぶことしかできなかった
謝りたいのに……

梓「僕はあの役を受ける、そして椿と共に夢を叶える」

貴「そう……よかった……ごめんね、もっと私がしっかりしてれば……」

やっと謝ることができた
梓の抱き締める強さが強くなる
そして梓は言った

梓「謝らないで……君は何も悪くないんだから」

なんでそんなに優しいのだろう
私は感情そのものを梓にぶつけたのに

でも弱い私は梓の優しさに頼った

私たちの短い喧嘩は幕を閉じた

その後、私は梓と一緒にアフレコの読みあわせをした
梓の演技は私の心でさえ、そのアニメの中へと潜り込ませた
やっぱり梓の声は綺麗だと思った

本当に梓が例のアニメの主役を受けてくれて良かった

この頑固な梓を説得できる
やっぱり椿の梓のお兄さんだということを思い知った

私も椿にみたいに梓を支えられる
そんな人になりたい
私はそう思った

そのあと、一緒にアフレコの練習をしてから一緒に寝た
梓のぬくもりは凄く暖かった

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設定タグ:ブラコン , 朝日奈梓 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:ミステリー
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祐(ボド見(プロフ) - あれはムカつくわなぁw あ、また暫くこみゅいけなーい (2017年1月2日 20時) (レス) id: 1239583f0c (このIDを非表示/違反報告)
梓美(プロフ) - うん!それ! (2017年1月2日 20時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
祐(ボド見(プロフ) - OVAだっけ (2017年1月2日 20時) (レス) id: 1239583f0c (このIDを非表示/違反報告)
梓美(プロフ) - 例え好きキャラでも殴る……! (2017年1月2日 20時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
祐(ボド見(プロフ) - あはは (2017年1月2日 20時) (レス) id: 1239583f0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓歩 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fcdc3c39784/  
作成日時:2016年9月29日 23時

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