そう思うだけでもう ページ11
佐野「三ツ矢出ない」
あ「……何かあったんじゃない？」
佐野「何かってー？」
あ「わかんないけど……花垣くん、今日教会に行くって言ってたけど何か関係あるのかな…」
佐野「ケンちん呼ぶか」
わたしを家まで送り届けて、2人で加勢に向かったらしい。これで聖夜決戦はきっと、大丈夫。
私も行かなくては。未来を変えなくては。
あ「うわ、大丈夫？！」
松野千冬くんが、お外にボコボコにされてなんなら縛られて放置されていた
松野「さんきゅ、てか何でここに」
あ「なんか稀咲くんたちがこっちから来たから……何かあるんだと思って」
松野「そっか、まあありがとう、オレ行かなくちゃ」
立ち上がり、ボロボロだが、走っていく千冬くん
彼は未来の世界でも、ずーっと花垣くんに着いていってたっけ。
彼が信頼する場地くんとは全然違うタイプなのに。
走って教会に向かうと、黒龍のたくさんの下っ端たちは地面に転がっていた
龍宮寺「は？なんでお前いんの」
あ「あ……なんか凄いことやってるって聞いて……心配で、」
龍宮寺「んなとこ来るなってマイキーに言われんぞ。ただでさえこの間倒れたんだからよ」
あ「ごめん、」
龍宮寺「まぁ、教会の中の方もすぐ終わるだろ」
ドラケンくんと外で待っていたら、教会の扉が開いた
大寿「おい！！テメェら」
龍宮寺「あ、マイキーに伝えてくれる？こっちはもう終わったって」
すると、マイキーたちも出てきた
あ「勝ったんだ、」
佐野「え、A？！？！？オレ家送ったよな？！」
松野「あ、オレ助けてもらったっス」
あ「あ、ごめん、買い物行ってたらたまたま……」
佐野「ダメダメダメ！この前みたいに意識失っちゃうし……それに危険だ。Aを失いたくねえって言ってるじゃん」
この悲しそうな目を見ると本当に悪いことしてる気分になる
でも、彼を傍で見張ってないと……彼の変化するキッカケなど見逃してしまいそうで。
今回は心境の変化などはなかったみたい
だからよかったけども……あれ、この後は確か……今回稀咲鉄太くんが裏切ったことで、稀咲鉄太くんの東京卍會、除名になるんじゃなかったか
あれ、うろ覚えだ。
佐野「A……？」
あ「あ、あ、ごめん」
佐野「………最近考え事多いね。オレばっか聞いてもらってる……オレもAの力になりたいって思う」
あ「うん、ありがとう」
でもキミには言えない
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作者名：りり | 作成日時：2022年10月15日 1時
