たった一つの嘘 (ページ16)

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この手にならページ16

五条「早くしてよ」

伊地知ではない補助監督に運転させてるが、ものすごく渋滞していて遅い

五条「もう術式で飛ぶから」

車をおりて、すぐさまAの任務地へ

伊地知から電話で報告があって、わんさか呪霊が発生してると

A自身は応援の要請などしてはいない、だが万が一何かあれば心臓持たないから来た訳だが

現地について辺りを見回すと、帳が降りている途中

そしてAを見つける

五条「あれ？もう終わっちゃった？」

あ「何しに来たんです？」

五条「いっぱい呪霊いるからって…心配できたんだけどーあ、そうそう怪我は？」

あ「多少打撲はありますが呪いも何も受けてません」

五条「早く冷やそ、Aがかすり傷でも怪我するの見てらんない！」

あ「見なきゃいいですよ」

五条「あれ、今日なんか冷たくない？生理まだでしょ？」

あ「………」

あれ、なんか昔のAみたいに辛辣。

無視されるなんて最近はなかったのに

五条「ごめーん、怒ったよね？デリカシーなかったよね僕」

先に車に歩いていくAを追いかける

その時、Aのスマホがなる

誰だ？って覗こうとしたら、待てのポーズをしたので大人しく静かに待っている

あ「うん、戻ったよ」

あ「今日？何時？」

あ「あぁじゃあ間に合うように行くよ、はい、また」

五条「え、だれ」

あ「かいおん」

五条「かいおんって………Aが好きなあの海恩？！」

あ「そ」

五条「は、なんで電話してんの！？え、なんで？！」

あ「じゃわたし行くとこあるんでー、五条先輩は術式で帰ってくださいねー」

バタンと車のドアを締められ、僕を放置していったA

五条「え、まって、理解追いつかないんだけど」

え、だって昨日の今日、ライブに行くって言ってたし

え、昨日親しくなったの？

ライバルじゃん！！

いや、浮気じゃね？

だって僕とAいま付き合ってるんですけど！！

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海恩「で、戻ったんでしょ？」

あ「うん、今日数回頭打ち付けたから戻ったよ」

海恩「何その任務。危険すぎ」

あ「今日めちゃくちゃ多かったから手こずったけど無傷〜」

海恩「めっちゃ痣あるじゃん」

あ「海恩、反転術式使えるじゃん」

海恩「まあ…」

あ「全部治してくれるでしょ？」

海恩「まかせて〜てかさっきからスマホずっと鳴ってるけど」

あ「あぁ大丈夫、噂の五条だから」