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分かんないよ ページ46

石川「待って待って待って!は?」


Aのインスタを見てると写真が投稿された。それもプロ野球選手との飲み会?はい?


高橋「今日ちょうど収録あったみたいですよ?」


石川「え、でもじゃない?」


高橋「まぁ俺も祐希さんなら、って身を引いたんで他の人にやるくらいなら、とは思いますけど」


石川「お前も油断なんないわ」


高橋「今は大事な友人?仲間?ですよ」


石川「なぁ、Aのタイプは?」


高橋「んー、今はどうか分かりませんけど、Aを支えてくれる人じゃないですか?なんだかんだメンタル弱めなんで」


石川「俺、充分支えてね?」


高橋「まあわかりますけど…でも1回は好かれたんでいけるんじゃないすか?」


石川「……でも今変な虫がたくさんついてる。いつそいつらに惚れるかも分からないし」


高橋「変な虫?」


石川「うん、同じ大学の男とか、Aに近づく男は追い払ってるけどキリがない」


高橋「そんなことやってるんすか」


石川「そうしないとAモテるからね」


高橋「まぁ俺も昔は不安でしたね」


石川「だろ。でも嫌だー、野球選手とか俺より年収もはるかうえだし、勝てる気しない」


ーーーーーーーーーーーーーーー


そして今日はAとごはん


あ「いよいよですね。明日から」


石川「うん」


あ「なんか元気ないですか?」


石川「うん」


あ「うんしか言わない」


石川「この前の飲み会?楽しかった?」


あ「この前?大学の新歓すか?」


石川「新歓の飲み会いったんだ」


あ「タダ飯食わせてくれるって、、カマかけました?」



石川「いや、、野球選手との飲み会のこと」


あ「あーあれただ収録メンバーでのご飯って言うか、特に普通の会食みたいな」



石川「連絡先は?」


あ「交換しました」


石川「はぁ……A今好きな人は」


あ「たくさんいますよ」


石川「ちがう、恋愛的な」


あ「いません」


石川「はぁ、じゃ俺もっと頑張らなきゃだね」


あ「うん、もっと頑張って」


石川「むかつく。人の気も知らないで」


あ「ふふ」


石川「あ、これ。あげる」


あ「なにこれ?あけてい?」


石川「ん」


あ「ネックレス?」


石川「うん、試合の時にしな」


あ「うん!してみる!!」


俺とお揃いだけど。


という言葉はしまう。世間よ、これで気づいてくれ。お揃いのネックレスしてるんだぞ


外堀から攻めてくしかない

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作者名:りり | 作成日時:2022年5月15日 3時

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