待って (ページ31)

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分かんないよページ31

キュッキュッと高橋先輩からもらったシューズを鳴らす

あ「ふーっ…」

色んな人に声をかけられ、急にバレーをやめたこと、やはり皆心配していたらしく、復帰して安心されていた

石川「…………A？」

ダダダダダダ___________

あ「ぐわっ、」

後ろからタックルというか、抱きつかれた

それは石川祐希

あ「ちょ、ビックリしたじゃないですか」

石川「ビックリしたのはこっち！！え、どゆこと、え、なんでいんの」

あ「なんでってお声かかったからですよ」

石川「バレーまたやんの？！」

あ「黙ってましたけど2ヶ月前から復帰してました」

石川「……はぁー…よかった〜」

しゃがみこむ祐希さん

石川「本当は続けて欲しかった。Aと隣で戦いたかったんだ。でもAが苦しむのはいやだから、、」

あ「ごまんなさい。たくさん気を使わせて」

石川「ううん、本当にありがとう」

あ「なんでお礼言うんですか、何もしてないですよ」

石川「……Aは俺の光だから」

あ「やだな、それ」

石川「なんでー。てかてかなんで復帰したの？！きっかけは？2ヶ月前？！2ヶ月前に何があったの？」

あ「質問多い」

石川「聞かせてよ」

あ「母校のコーチに会ったんです。その時に言われたんです

高さで負けるなら高さ以外で勝てばいいじゃないのって」

石川「え、なにそれ」

あ「ふふ、意味わかんないでしょ？」

石川「わかんない」

あ「わたしも意味分かりませんから。じゃこれからよろしくお願いします。あ、自主練付き合ってくださいよ」

石川「付き合う！よろしくね」

あ「自主練ですよ？」

石川「え、付き合うって恋人じゃなくて？」

あ「変なとこだけ切り取って理解しないでください」

石川「俺はいくらでも手伝うから。なんでも言って」

あ「ん、ありがとうございます」

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そして練習終わりに自主練を祐希さんとやっている

石川「ジャンプサーブ速さ増したね」

あ「はい、重点的にサーブを磨きましたから」

石川「いいね。俺も負けてらんない、そういえばシューズ変えた？」

あ「あぁ、高橋先輩にもらったんです。バレーから離れた時に捨てちゃったので」

石川「え、じゃあ俺もプレゼントしていい？」

あ「わたしもらってばっかり、じゃあわたしも祐希さんに選ぶね」

石川「仏壇に飾る」

あ「いや使って」