分かんないよ ページ4
石川「自分で言うのもあれだけど、みんな憧れって言うか、キラキラした目で俺の事見てくるから、でもAちゃんは違った」
あ「……」
石川「それで話してみても、俺に興味なさそうでさ、Aちゃんなら俺を普通扱いしてくれると思ったんだ」
あ「やっぱわたし彼氏います」
石川「はいうそ」
あ「答えれません」
だってあの石川祐希と付き合っても振っても、批判は来る。どっちみち地獄。それに釣り合ってないし
石川「ということだから俺、これから遠慮しないから」
あ「それ以前にわたし高校生ですが。犯罪ですよ」
石川「合意ならいいよ」
あ「合意じゃありません」
石川「好きになってもらうから」
あ「はぁ」
そして焼肉をたらふく食べ終わり、奢ってもらった。食べ放題じゃなく、高い店なのでお会計は凄まじかった。でも、石川祐希はイタリアに行っていて、Googleにて年収を調べたら鬼のようにもらってるのでいいだろう
あ「ご馳走様でした。おやすみなさい」
石川「おやすみ」
そして宿舎に戻る。
真佑「遅かったね」
あ「あ、すみません」
真佑「ご飯とか?」
あ「あ、はい」
真佑「まさか男子?!」
あ「まぁ…」
真佑「え、だれだれ!」
あなたのお兄さんですよ、とは言えなかった
真佑「あ、、高橋さん??同じ高校だったよね?」
あ「え」
真佑「しかも付き合ってた?」
あ「なんで知ってるんですか」
真佑「え、有名だったし」
あ「そうなんだ、、」
真佑「えー気になる。今度教えて」
あ「はい」
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練習が終わったあと、自主練する人は残って、そしてわたしもその1人である
ボールを拾いながら、コートを歩き回っていた
高橋「なぁA」
あ「はい?」
高橋「大学どこ行くの」
あ「まだ決まってない」
高橋「でも推薦来てるでしょ?プロリーグからも」
あ「うん、でも大学には行くかな」
高橋「日体大きたら?」
あ「やだ」
高橋「まぁどーせ東京くるっしょ?」
あ「まあね」
プロリーグには行かない。女子は結構、大学には行かず、そのままプロリーグ入る子が多い。黒後さんや真佑さんもそうだ。
でもわたしは1度、挫折、怪我を味わったことがある。だからいつバレーボールが出来なくなるか分からない。そういう恐怖もあるからか、大学は行っておくべき。という考えになる、それは高橋先輩もそうだ
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作者名:りり | 作成日時:2022年5月15日 3時