分かんないよ ページ16
無事春高で優勝し、三冠を達成した
すぐさま、祐希さんに電話をかける
あ「祐希さん」
石川『裏口いるよ』
あ「うん、すぐ行きます」
電話を切って走る
そして見つけた後ろ姿
走って飛び乗る
石川「うわっ」
あ「ふふ、勝った」
石川「うん、見てた」
あ「シャワー浴びてない」
石川「いいよ別に。それとも一緒に浴びに行く?」
あ「まだ高校生ですが」
石川「おめでとう」
あ「うん、ありがとうございます。祐希さんもおかえり」
1ヶ月ぶりに会う。選抜などで彼は帰ってきたりしていて、その時には会っている
なんだかんだ遠距離だが寂しくはなかった
石川「取材とかないの?」
あ「んー、インタビューくらいですかね」
石川「それ終わったらご飯いこう」
あ「すぐ終わらせてきます」
石川「待ってる」
また会場に戻り、取材などを済ませて、シャワーを浴びて急いで祐希さんの元へ行く
祐希さんの車に乗りこむ
石川「早かったね、何食べたい?肉?」
あ「肉!」
石川「おっけー笑」
お肉を焼きながら、談笑する
石川「そういえば決まった?」
あ「まぁだいたい。てかそこにした」
石川「どこ」
あ「早稲田」
石川「でもたくさんもらってたっしょ?」
あ「うん、けどやっぱりバレーの選手は出来ても30ぐらいだしあまり長くはないから後のこと考えていい大学出てた方がいいかなって」
石川「Aっぽい」
わたしが、大学に進学すると発表した時、こぞって色んな大学から推薦の話が来た。プロリーグに行かないと知って。
あ「いつまでいる?」
石川「1ヶ月。来週アジア予選あるでしょ」
あ「合宿来なかったくせに」
石川「だってあっちもシーズンだったし、代表戦には間に合うし」
あ「頑張りましょ、お互いに」
選抜は来ないくせにわたしのためになら帰ってくる彼が好きだ
石川「早いけど明日の練習から合流する、Aは?」
あ「わたしも明日から」
ご飯を美味しくいただき、そのままホテルまで送って貰う。チームメイトたちは2、3日東京にいるらしい。観光とアジア予選を見に来るって
わたしは予選、代表があるためひと月ほどこちらにいる
卒業が待ち遠しい
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作者名:りり | 作成日時:2022年5月15日 3時