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二人夜を見てた ページ5

あいつと出会ったんは高2。京都校での新入生歓迎会とかいういらん行事の時。



直哉「そこらの庶民の奴らと馴れ合う気ない。1年もそうやけどオレの後ろ歩け。」



自己紹介が淡々とされていく中で俺はそう言ってのけた


ほんまに馴れ合う気もないねん


友達も要らへん


そんで外見だけは可愛ええな、と思った女の自己紹介



あ「天野Aです。私もそこらの庶民と馴れ合う気ないから話しかけてこんでな。私に近づいてこんといてな、ほなよろしく!」


と言葉とは裏腹に笑顔の女



こいつ。



生意気やな___________


それが第一印象やった


しかもそいつは噂の1年だった。入学早々、1級術師で、特級も間近と言われている女



こんなひょろっちいのが?



直哉「なぁお前」


あ「私お前じゃないよ、先輩」



直哉「俺も先輩やない」


あ「だって自己紹介、名前すら聞いてないんだもん。先輩としか呼べないでしょ」


直哉「俺の事知らんの?」



御三家やで?


知らんやつに初めて会うた


あ「知るわけないでしょ、今日初対面じゃん」


直哉「生意気やなほんま。言葉遣いも教わられへん家育ちやな」


あ「先輩も口悪くない?」


直哉「禪院直哉」


あ「禪院」


直哉「直哉」


あ「直哉」


直哉「それでええ」


あ「で、なんですか」


直哉「お前1級なんやろ?力試ししてやるわ」


あ「あ、結構です」


直哉「は?先輩がわざわざやってあげる言っとんねん」



あ「頼んでないし、それに無理です」


直哉「負けるからか?言わへん言わへん。俺に負けたことで2級に下がるとかないから」



あ「いや無理なんですよ」


直哉「何が」


あ「私、対人間には術式使えないんで。だから任務も呪詛師、人間系のは断っています。そういう術式なので」


直哉「ふーん、どんなの?」


あ「術式開示するわけないでしょ、しかもあなたに」


直哉「直哉」


あ「直哉に」


直哉「なぁ、自分、俺と付き合ってみーひん?」


あ「は?嫌に決まってるでしょ」



即答で振られた。振られたことなんて人生でなかったから放心状態やった


こんな思い通りにならん女初めてでますます惹かれた


そっから毎日Aに会いに行った



あ「うぜえーまた来たよ」


直哉「あんま調子こいてるとシバくで」


あ「じゃあ来んなよ。」


直哉「今日俺と任務やで」


あ「報酬は」


直哉「全部くれてやる」


あ「行こか」

変わってないだろうか→←語れば花が咲いた



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作者名:りり | 作成日時:2022年3月8日 1時

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