嘘つき (ページ5)

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さんページ5

そして彼の車に乗る。

ちょっとしか経ってないのに、なぜだか懐かしくなる

安室「実は僕も聞きたいことがありました」

あ「先にいいですよ」

安室「なぜ別れたいんですか？」

あ「あぁ、それはですね、例え話にするとロミオとジュリエットみたいな感じだからですかね」

あまりに濁しすぎてきっと彼には伝わっていない

安室「わかりません。何故そう思うのか」

あ「なぜって、、じゃあまずはその猫かぶりやめてから、話してくれませんか？」

すると彼は目を開く

安室「なんのことですかね」

あ「まぁなんでもいいです。あたしのお話はですね、これからあたしはきっとポアロには来ません。」

安室「どうして？僕がいるからですか？」

あ「いえ、まだ言えないです。でもいつか言える時に言いますよ」

安室「･･･いつもAさんは何も言わない。付き合ってる時から頼ってくれないし、正直本当に僕のこと好きなのかと疑う時もありました。

、僕のこと好きだと思ったことはありますか？」

まっすぐと、どこか悲しそうな目。

好きだったよ。今でも好きだよ、と言いたい気持ちに蓋を占め

あ「なんか勘違いだったかも。。わかんないです」

安室「そうですか。やっぱり同じぐらいの歳の人の方がいいですよね」

あ「あはは。では今までありがとうございました。」

と車のドアを開け出る

するとバシッと掴まれたあたしの右腕

安室「好きです、Aさん。本当に」

あ「しつこいのはウザイだけですよ」

我ながら酷いことを言ってしまった。

でもこれは彼のためだ。そう思い胸が痛いが我慢した