君の音だけを【五条悟】

とても綺麗で ページ18

出てっちゃったけど、いつ帰ってくるんだろう


いやもう帰ってこないかもな



あの身体見たらわかる通り、独占欲強い彼氏さんだろうし



何やっても靡いてくんないしなぁ


まぁ、いちファンであるのに、会えただけでいいか。それに体の関係まで持てたし


まぁ彼女は泣いてばかりだったけど




彼女の置いてったギター。またこのギターであの歌を聞きたい


ピッ___________


機械音が玄関から聞こえる



五条「へ？」



ガチャとドアが開く



そこにはAの姿



五条「もう帰ってこないかと思った」



あ「ちょっと用事があっただけですので」



夜中の2時だと言うのに



五条「ごはんは？」



あ「食べてないけど、もう眠たいです」


五条「そっか、じゃ寝よっか」


明日朝ごはんたくさん食べさせないと



帰ってきてくれた嬉しさ、そして本当は聞きたい彼氏のこと。まあでも話したくなさそうだし



あ「おやすみなさい」



五条「おやすみ」


ずっといてくれたらいいのに


・



・



・


五条「ん、んん？？？」


あ「あ、おはようございます。いつも作ってもらってばっかなので」


五条「え、Aの手料理食べさせて貰えるの？！」



あ「そんな大層なものは作れませんが。味も保証は出来ないんですけど…」


五条「ご褒美だよ。朝からAいる幸せと手料理って…はぁ、僕幸せ」


あ「そんな大袈裟な」


Aの彼氏ってどんな人だろう



幸せだろうな



五条「今日どっか行くの？」


あ「あ、はい。少し」


そう言ってギターを背負うA



五条「え、帰らないよね？」



あ「はい、ちゃんと帰ってきますよ」


五条「あとクレジットカード使っていいって言ってるでしょ」


あ「……大丈夫です、欲しいものもないですし」



五条「いいから持ってて」


あ「はい、」



五条「送ってこうか？」



あ「大丈夫です」



窓からギターを背負って歩くAの姿


かわいい。やっぱりギターが似合う



音楽をやってる時のAが好きだ



・



・



・

五条「おかえり、遅かったね」


あ「ただいま帰りました。時間経つのが早くって」



五条「お風呂入る？」


あ「あ、お先していただいて構いませんよ、まだやる事があって」


五条「そっか」



なんだろやる事って



少しだけ明るくなった要な気がするけど、なんかいい事でもあったのかな


1人でお風呂に入っていると聞こえてくるAの曲


え、Aの曲？！

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