一生懸命って案外悪くない5 (ページ43)

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『陽菜ー！もう帰るよー！』

陽菜｢はぁーい！ママー！｣

元気な笑顔でこちらに駆け寄ってくる愛娘

『今日はパパ早めに帰って来れるみたいだから、ご飯作って待っていよっか。』

陽菜｢うん！陽菜もお手伝いする！｣

『ほんと？パパも喜ぶよ。』

結婚してから5年。

少し危険な出産になったけど、無事に産まれてきてくれた愛娘

暫くはほんとに皆でワタワタしてたなぁ。

てか、全然出産前の時も慌ただしかったし笑

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伊織｢A！重いもの持たない！｣

佐久間｢ちょ！動いちゃダメ！動く時言って！｣

宮舘｢お腹冷やすからちゃんとお風呂入ってね？｣

岩本｢気分悪くなったらすぐ言えよ？｣

向井｢緊急用準備しとるよな？｣

目黒｢A大丈夫？｣

ラウール｢もうすぐだよね！｣

龍｢俺も兄ちゃんかぁ...あれ？兄ちゃんではないな笑｣

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こっちが心配になるくらい心配してくれてたからなあ笑

ありがたい話だよ笑

『陽菜、これテーブルに持ってってくれる？』

陽菜｢うん！｣

佐久間｢ただいまぁー！お！陽菜、お手伝いしてんの？偉いなぁ〜！｣

抱きかかえて頭を撫でている大介

陽菜｢そだよ！陽菜偉いでしょ！｣

『おかえり。とりあえず着替えてきたら？』

佐久間｢ん！そーする！｣

『んじゃ、陽菜先に椅子座ってて？』

陽菜｢うん！｣

洗濯物を受け取ったり、明日のシャツを大介の部屋に届ける

すると後ろから抱きしめられた

佐久間｢ほんとにいつもありがとね...｣

『は？今更だろ笑こちらこそありがとう笑』

そういいキスを落としてくれる

なあ昔の私。

生きてきた人生は決して人に誇れるものじゃないかもしれない。

一匹狼みたいな生き方をして、

たくさんの人を傷つけてきた

けど、確かに未来の私は

たくさんの友達と、旦那と娘に囲まれて

楽しく、幸せに生きてるよ

巻き戻すことは

もう出来ないけど

案外悪くないんじゃない？

～Fin～