一生懸命って案外悪くない5 (ページ26)

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先生｢龍君はクラスの中でも頭は良いです。友達も沢山いますし。今のところ心配されるようなことは無いでしょう。｣

まぁ、うちの龍は努力家だからな。
龍をちらっと見るとめっちゃドヤ顔

宮舘｢部活の方は？｣

先生｢部活もよくやってるみたいです。｣
龍｢そーだよ！俺めっちゃ先輩に褒められるもん笑｣

先生｢入ったばかりの龍君にこんなこと聞くのは、とは思いましたが...進路はどうされるつもりですか？｣

先生はそんなつもりがないのはわかってる
けど、私には含みがあるような言い方に聞こえたので

『どういう意味でしょう。』

少し威圧的に答えた

先生｢あ、いえ。聞いたところ親御さんとは別れていてあなた方と暮らしていると聞いたので。親戚なのはそこの貴方だけだと聞いたので。｣

そういいラウールを指す

『で？それと進路の関係がなにかあるんでしょうか？』
目黒｢ちょ、もうちょっと優しく言えよ｣

先生｢いえ、高校は中学とちがって様々な面でお金がかかってくるので。大変なのでは無いかと。｣

なんだ？最近の三者面談は家庭のことまで踏み込んでくんのか？

フツフツと怒りが湧いてくる

でも、こいつは龍の先生だ。
私がここで何か言って龍が目の仇にでもされたらたまったもんじゃない。

宮舘｢ご心配なく。そこらへんの話は龍の実母としています。｣

にこやかに答えているけどこいつもなりに頭にきてるな。
そんな感じの笑顔だった。

先生｢あ、それなら大丈夫です。すいません。｣
岩本｢まぁ、うちの龍は公立受けるつもりみたいですので。よろしくお願いします。｣

そのまま何事も無かったかのように面談は終わった。

『っあー！ムカつく！なんだ！？あのハゲ！』
ラウ｢ちょっと俺怖かったよー...｣
岩本｢途中からラウはオロオロしてたもんな笑｣
宮舘｢俺もちょっと焦った...笑｣

龍｢でも、やっぱ姉ちゃんカッコイイね笑｣

そういうと私の手を握ってくる龍

佐久間｢あ！龍！俺のAだぞ！｣

龍｢今は俺の！ね？｣
『ん、今だけじゃなくてずっとお前の姉ちゃんだよ笑』
龍｢やった！｣

そういい手を繋ぎながら帰った

その後佐久間がめんどくさくなっていたのは言うまでもない。
反対に龍は勝ち誇ったような顔を宮舘に見せていた

なんで宮舘にあんな顔見せてんだ？
てか、佐久間も弟に嫉妬すんなよ...笑