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『お母さん、、、』
母｢ごめんね、心配ばかり｣
病室で横になっている母は痩せてしまっていた
夜の仕事の為に着飾っていた面影なんてなかった。
『いいよ、別にそんなの。』
母｢ありがとう。｣
...母が嫌いなわけじゃない。
寧ろ女手1つで育ててくれて感謝している
甘えた記憶なんてそれこそないけど、
母｢...先生から聞いたわ。遠くの病院に転院しなきゃいけないんでしょ？｣
『うん。』
母｢Aはここに残りなさい。｣
『やだよ。なんで。私もついて行く。』
母｢高校で大事なお友達出来たんでしょ？その子達と最後までいなさいな。｣
...いやだよ。
確かに、伊織と皆と離れるのは辛い。
それくらい大事だ。
それに、佐久間と離れるなんて考えたくない。
けど、私は...
『私はお母さんについて行く。』
母｢...。｣
『お母さんが倒れた時、ほんとに後悔した。自己満かもしれないけど、もうそんな思いしたくない。』
『お願い。今まで散々悪いことして来て言えた立場じゃないけど、、、もっと頼ってよ。もう子供じゃないんだよ。』
母が泣く姿をその時初めて見た。
母｢...Aはそれでいいの？｣
いいのか分からないけど、、、
もう決めたから。
『うん。』
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作者名：ねこタママ | 作成日時：2020年6月2日 23時
