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渡辺side
｢なぁ、伊織｣
リビングのソファでゴロゴロしている伊織に声をかける
お前、それお腹見えてんじゃんか。
伊織｢んー？なにー？｣
｢今日さ、夜俺の部屋で飲まね？｣
佐久間とAから松本の話を聞いた。
俺も動き出さなきゃダメだ。
振られることが怖くないなんて思ってない。
初めて告白するぐらい俺の心臓はドキドキしていた
伊織｢いーよー！久しぶりに私も飲みたい！｣
｢じゃあ、夜飲むか。｣
もうその日は1日が過ぎるのが早かった。
肌のケアもいつもより丁寧にして。
夜も更けたとき、部屋のドアからノックの音がする
｢伊織？入っていいよ。｣
『伊織じゃなくて残念だったな。』
｢なんだよ、お前かよ。｣
『なんだよその言い方笑まあいいや。』
何しに来たんだよ。俺の期待返せよ。
『...伊織の中で答えはもう出てる。それだけ。』
は？それ遠回しに俺振られるって言ってんの？
え、ちょ、パニックパニック
『何面白い顔してんだよ。まだお前じゃないなんて言われてねぇぞ。』
｢いや、もうそんな期待抱かせんな。｣
『なんだよそれ。...自信持てよ。ってあぁ、うん。私の用事は終わったよ。』
途中で視線を廊下に移したから何事と思ったら、入れ替わりで入って来たのは待っていた人
伊織｢あ、、、お邪魔しマース。｣
｢あ、うん。そこ座りなよ。｣
伊織｢ありがと。あ、ほらジュース！｣
ほいっと投げられたのは
｢ピーチジュース...?｣
伊織｢それ私のおすすめなんだけど、嫌いだった？｣
｢いや、あんまり飲まないだけ。嫌いじゃいよ。ありがとう。｣
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作者名：ねこタママ | 作成日時：2020年6月2日 23時
