一生懸命って案外悪くない4 (ページ23)

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佐久間が上がってくるまでにご飯作っとくか。

小さい頃から親が夜の仕事をしていたからかいつの間にか身についた料理のスキル

こんなとこで生かされるとは...

しばらくして佐久間が風呂から上がってくる

佐久間｢んー、、、いい匂いがする！｣

ひょこっと顔をのぞかせる

『もうすぐできるからリビング戻ってこい。』

佐久間｢はーい！｣

出てきた佐久間は、、、

『おま、、、上も着ろって！』

佐久間｢えー？暑いし別に上裸でいいじゃーん｣

ちが、、そういう問題じゃなくて、、、

『こっちが恥ずかしいんだわ！目のやり場に困る！』

佐久間｢...なにそれ、かわいーね｣

そういい徐々に私との距離を詰めてくる

私の前に来た時、頬に手を添えじっと目を見つめる

...雄の目、抱いた印象はそれだった。

いつもの佐久間じゃなくて少し怖くなった。

けど、、嫌ではなかった。

佐久間｢...いいの？このままキスしちゃったら止まらないけど｣

『...いいんじゃねぇの。さ、、佐久間だし、、、』

そういうとキッチンの火を止める

佐久間｢ご飯は、あとね...｣

その瞬間、佐久間と私の距離は0になった。