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目黒の話を聞いて、正直驚いた。
でも、同時にそれがなんだって思った。
私だって、人を殺したことはないけど、立ち上がれなくなるぐらいボコボコにしたことがある。
自分と比べて何とかじゃないけど、目黒が後悔してないならそれでいいと思ったし。
そのとき、いきなり目黒が立ち上がり部屋へ入ろうとした。
寂しそうな顔すんなよ。誰も受け入れないなんて言ってねぇじゃねえか。
目黒の手を掴み、行くのを止める
目黒｢なんだよ。1人でも別に今更気にしないよ。｣
『違ぇよ。お前、人に言うだけ言って終わんのか？座れ。』
そういうと大人しく座り直す
『目黒。お前が人を殺ってようが殺って無かろうが、お前はお前だ。正直ビックリはしたよ。けどな。』
『過去に何してようが、今は今だ。後悔してない、そう思うならか今を作ってくれた過去を否定すんなよ。』
それだけ言うと、いきなり泣き出す目黒。
目黒｢...っ。｣
昔言われたよ。私も。
今があるのは、悪い事も良い事も全てひっくるめての過去があるからだって。
目黒が昔の私と重なった。
目黒｢昔、少年院から、出てきた時...、皆俺を軽蔑した。家族ですら...。｣
目黒の泣くとこ初めて見た。
うるさすぎて皆起きるんじゃないかってぐらい泣いてた。
それくらい、我慢してたんだろ。
1時間経ったくらいに泣きやみ、2人で布団へ戻る
『スッキリしたか？』
目黒｢うん、、ありがとう...。｣
『ん。じゃ、おやすみ。』
目黒｢おやすみ、なさい。｣
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作者名：ねこタママ | 作成日時：2020年5月12日 11時
