一生懸命って案外悪くない 2 (ページ12)

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『こんにちは。先日お電話したものです。』

ほんとはこいつの声聞くだけでもイライラする。

けど、話通じない連中かそもそも話の内容が分かってない奴もいるんだ。

私が行くしかない。

龍母｢龍は...?｣

『連れてきました。ここに居ます』

それだけ言うと龍のお母さんは玄関から出て、龍の手をとる

龍母｢お世話になりました。おかえり下さい｣

それだけ言い、私たちを締め出そうとする

ふざけんな。こちとら言いたいことあってきたんだよ。

足をドアの隙間へ入れ閉まらなくする

『ちょっと待てよ。はいそうですか、で終わるわけねーだろ。』

佐久間｢ぅわ、、怖。｣

今どんな顔してるのかなんてわからないけど、きっとすごい睨みつけてんだろうなって思う

龍母｢これは龍と私の問題です！部外者のくせに！｣

深澤｢ちょっと待ちましょうよ。｣

岩本｢迎えに来て欲しいと頭を下げられて、迎えにこなかったんですよ？｣

皆が口々に言い出す。

ラウ｢ねぇ、叔母さん。龍、家出してきたんだよ？｣

ラウがじっと母親を見る

この時ほどラウのことを怖いと思うことは無いだろう。

それくらい冷えた目をしていた。

龍はビクビクして私たちを見ていた

ごめんな、龍。

『部外者に迷惑かけて。それだけならまだしも、龍の話も聞いてやらない。お前に母親の資格はねぇんだよ！』

パシンｯ

右の頬に痛みが走る