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貴方サイド
それからは、基本訓練をしつつ、武器を上手く扱えるように修行した。
基本訓練は、ザップの攻撃をエスパーの力を使わずに避けるという内容で、それがまた難しい。
大分慣れてきたけど、未だに体は痣だらけだ。
現に、鏡に映る私の体には彼方此方に青い痣がある。
貴「(まぁ、痛いわけじゃないし…)」
こういう痛みには慣れてる。
けど、体を斬られたりする痛みには慣れていない。
貴「(早く抵抗をつけないと…)」
グリードにつけられた頬の傷がまだ残っている。
浅く斬られたのかと思ったけど、意外に深く斬られていてなかぬか治らない。
私の体はやっぱり完全にはなれない。
一度味わった痛みではないと、痛みが薄れることはない。
貴「はぁ…不便…」
ザ「A。こっち来い」
貴「？はーい」
慌てて服を着て、ベッドに座るザップの元へ行く。
貴「なに？」
ザ「怪我。一応、薬塗っとけ」
貴「別に、大丈夫」
ザ「バーカ。俺の部屋に薬があるなんて珍しいんだぞ？ありがたく塗っとけ」
貴「…うん」
ザップの隣に座り、薬のふたを開けた。
貴「…匂い、いや」
ザ「ただの薬の匂いだろ。我儘言うな」
貴「んー」
腕や腹に塗り、ふたを閉じようとしたが、ザップに止められた。
貴「ザップ？」
ザ「背中。塗れてねーぞ。背中向けろ」
服を脱ぎ、背中を見せた。
少し冷たい薬が塗られる。
けど、ザップの手は暖かい。
貴「塗れた？」
ザ「ん。あ、ちょっと待て」
貴「な、んっ…」
背中に少しくすぐったい感触を感じた。
貴「なに、した？」
ザ「キス」
貴「なんで？」
ザ「したくなったから」
貴「…自己中」
ザ「今更だろ。だいたい、無防備なのが悪い」
慌てて服を羽織る。
ザ「今更、遅いっつーの」
ベッドに押し倒される。
貴「ザップ、や！」
ザ「うるせ。大人しく抱かれろ」
強引にキスをしてくる。
貴「(逃げられないな…)」
そんなことを思いながら、ザップのキスを大人しく受け入れた。
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マリア - また更新して欲しいです！m(*_ _)m (2023年4月17日 1時) (
レス) @page20 id: 3d45fa9fbb (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - ぱるーなさん» コメントありがとうございます。遅くなってすみません！もっと面白くかけるように頑張ります！コメント、嬉しかったです (2017年9月9日 20時) (レス) id: 70d05ec747 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるーな(プロフ) - プール落ちたぁぁ(震)更新頑張ってくださいぃぃ (2017年8月17日 16時) (レス) id: 98de2e9877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2017年2月27日 17時
