44 / 期待とその裏と ページ46
side M
期待はある。
自分でもわかってる、期待をしすぎていること。
でもその裏に、
そんな簡単にはいかないかな、っていう思いもある。
だってまず、バスが来るっていう保障はない。
「今日は、そんな長く居られないよね」
待てる時間はいつまで与えられているだろう、と
確認するように零すと、ちらりと相葉くんが携帯を見る。
「此処に居ると時間感覚狂っちゃうけど、もう夕方だからねぇ」
「まぁ、明日に響かない程度だね」
それに付け加えるように、翔くんからその一言。
今日は数時間だけ。
あまり待てない。
会えないかな。
会いたいんだけどな。
「え、うそ、松潤、」
「ん？」
「ほらあそこ、」
突然立ち上がったリーダーに
肩を強く揺すられたかと思えば。
彼が指さす先に、バス。
「え、バスだ」
「うそ、本物？」
「どうすんの、マジじゃん」
「まって怖くなってきた、」
「はぁ？おまえが行きたいって言ったんじゃないのかよっ」
「だってほんとに来ると思わなかったんだもん！」
「ちょ、リーダー前行って、」
「なんで俺なんだよっ」
「リーダーでしょ！」
「おまえらこういうときだけ…っ」
もう詰められないのに詰め寄って
ぐいぐい押し合って
最終的に、リーダーを盾にして後ろに隠れた。
俺が一番後ろになってる。
後で謝ろう、さすがに。
今は怖いからこのままで居るけど。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ゆえんさん» わぁぁわたしこそコメント嬉しいです、、！🥲🩷ありがとうございます✨✨ (7月6日 23時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆえん(プロフ) - ひゃーーー新作嬉しいです😭😭😭😭😭😭更新楽しみに待ってます😭😭😭😭😭 (7月6日 16時) (レス) @page8 id: d25217e7b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽
| 作成日時：2023年7月6日 16時
