16 / その目に映る正誤 ページ17
side N
「よかったね」
楽屋でいつもどおりぼーっとする彼に
背後から近づいてそう伝えると、肩を揺らして驚いてた。
「なんだよ急に、」
「潤くんよ。あなた飲んだ翌日からずっと心配してたじゃん」
あの日戻ってきた大野さんは
やけに潤くんを目で追って、心配してるのが目に見えてわかった。
彼がトイレに立ったときそっと尋ねると、潤くんの様子を話してくれて。
まぁ確かにそれはちょっと心配だねって俺らも思っては居た。
そのあとひとり逆方向に帰った潤くんを追ってったのは、
ちょっと引いたけど。
それから数週間、潤くんは普通に元気。
「うん、まぁ……よくあるとは、本人も言ってたんだけど」
「………沈むのが？」
「うん、今までもこういうのあったって」
「………俺知らないけど」
「俺も同じ反応したよ。でも見せなかった、ってさ」
「見せなかったって…、」
「で、何日かしたら忘れてるから大丈夫、心配しないでって」
「それが、ストーカーした先での会話？」
ストーカーじゃねぇよ、ってつっこみながらも
ちらりと潤くんのほうを見る。
「………普通だよなぁ、言ってたことは本当ってことか」
「うん、じゃない？」
未だどこか腑に落ちないところがあるらしい。
気にしすぎ、って
俺も翔ちゃんも相葉さんも言わないのは
この人のメンバーを見る目は間違っていないと知ってるから。
でもまぁ、
ちょっと気にしすぎだと思ってはいるんだけどね。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - Kazue Akasakaさん» コメントありがとうございます✨『らしい』という言葉がとてもうれしいです、、！楽しんでいただけるようにがんばりますので、ぜひお付き合いよろしくお願いします🥰 (2022年11月24日 14時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
Kazue Akasaka(プロフ) - こちらでのコメントは初めてさせて頂きます。ヲ伽さんらしい繊細なお話で続きが楽しみです。 (2022年11月23日 19時) (レス) @page5 id: fbdba45f48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽
| 作成日時：2022年11月23日 18時
