1248 / 風物詩 ページ22
side O
和也「あ、そのことなんだけどさ」
そこで何かを思い出したのか、ニノが携帯を取り出す。
和也「これ、さっき貼ってあったポスターにあったの」
翔「ん？」
ニノが撮った写真に写っていたのは、夏祭り開催のポスター。
日付は8月31日、明日。
潤「なつ……、……？？なんて、よむかな、？？」
雅紀「まつり、って読むんだよ」
潤「なつまつり？？………おまつり！じゅん、きいたことあるよっ！」
読めなかった漢字の読み方を教えてもらって、きょとんとしていた顔が明るくなる。
どこかで聞いたことがあったのを思い出したみたい。
潤「びょういんでね、むかしね、おとなりだったこが、いってた、」
「そうなの？お話聞いたことあるんだね」
潤「うん、なつのおまつり、たのしいよって、いってみたいなって、おもったの」
翔「そうなんだね。ふふ、じゃあかずが見つけてくれたし、これ行ってみようか」
潤「わぁっ、うんっ、いく！」
自分には縁遠いものだと思ってたみたいで
突然行けることになって、うきうきしてる。
和也「お祭りは花火もあるんだよ」
潤「はなび……、みんなで、するの？？」
雅紀「花火はね、お空に上がる花火なんだよ」
入院前にニノとしたことがあるって教えてくれた、
手で持ってする花火を思い浮かべた彼に
相葉ちゃんが打ち上げ花火を教えてあげると
驚いて目がまん丸になってる。
潤「おそら……！」
「ふふ、見てみたいね」
潤「うんっ、うんっ！」
翔「いろいろ食べるものも遊べるものもあるんだよ」
潤「わぁっ、おまつりって、いろいろあるんだねっ！」
和也「ふふ、そうなんだよ。あ、でもね潤くん」
そこで、俺らがひとつ心配してることをニノが切り出す。
潤「なぁに？」
和也「お空に上がる花火はね、音がとっても大きいの。だからね、音を小さくするあの機械付けようね」
潤「うん、むりしちゃ、だめだね、？」
和也「うん、そうだよ。もしそれでも音が大きくて怖かったりしたら教えてね」
潤「うん、わかった！」
和也「なるべく人が少ない時間に行って、人が少ない場所で花火見るようにするからね」
潤「うんっ、ありがとうっ」
潤ちゃんの不安をあらかじめ取り除こうとするニノに、
潤ちゃんも真剣に向き合って、理解したことをちゃんと伝えてくれる。
そんな彼の頭をそっと撫でて、抱き上げて膝に乗せてあげたニノに
うれしそうにすりすり甘えてる。
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ゆかり - 続きお願いします (2022年9月11日 22時) (
レス) @page17 id: c109875420 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - チョコミン党。さん» とてもうれしいお言葉ありがとうございます🥲普段当たり前のことを少しでも特別に感じていただけているのなら幸いです☺️木漏れ日で心が温かくなっていたらいいなと思います、、✨いつも読んでいただきありがとうございます✨ (2022年9月1日 18時) (レス) @page24 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミン党。(プロフ) - 木漏れ日を読んでいて、いつも何気無く過ごし感じている事を文字という形になって理解してみると…何だか全く別の様に感じます。私は感じ取る事等が苦手なのですが、木漏れ日を読むと、5人とヲ伽様の言葉を読むと、スッと心に入ります。有難う潤くんヲ伽さん。🎂 (2022年9月1日 0時) (レス) @page27 id: 8558ed1b24 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» nyanさん、ありがとうございます💭一度深く感じたことって消えないですよね。なかなか言葉にできない、そして共感者が居ないそれを、木漏れ日が少しでも寄り添えていたらいいなと思います🍀 (2022年8月31日 3時) (レス) @page25 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 何年経っても消えることはないそれ 。がメインで心に来ました。わかる人がいる。って救われます。 (2022年8月30日 20時) (レス) @page27 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽
| 作成日時：2022年8月2日 17時
