page8.意のままに ページ9
翔side
" だよね( 笑 ) "
そう笑って話を終わらせたけれど
明らかに戸惑っている松潤に、再び違和感を感じていた。
問いただせる雰囲気じゃなかったらそうはしなかったけれど
昨日からずっと彼に抱いているモノが、
徐々に募っていくのを肌で感じた。
.
それ以降、5人での仕事がなく
今日1週間ぶりに、MVの撮影で5人集まった。
お昼休憩の時間、楽屋で昼食を食べていると
「そーいや昨日ね、友達の結婚式だったの」
智くんがそう話し出して、結婚の話になった。
子供の頃はもう既に結婚して子供がいるはずだったとか、
幼稚園の頃に、女友達に結婚しようねと言ったことがあるとか。
よくある話が飛び交う。
そんな中、頷いてばかりだった松潤ににのが話を振る。
「潤くんは結婚願望あるの？」
「俺？」
急に話を振られた彼は、驚いて
……いや、それが理由ではないのだろう
一瞬目が泳いだのを、俺は見逃さなかった。
「…わかんねぇ( 笑 )」
考え込んだわけでもなく
そう答えるしかないというように、彼はそう言った。
「何それ〜( 笑 )」
相葉くんがそう言って笑いに持って行ったけれど
彼は、笑顔を付け足すだけだった。
1週間も経てば忘れていたけれど
この間の彼との会話が頭に浮かんでくる。
この間の彼の戸惑う反応といい今日といい、
疑問に思う点がたくさんある。
忘れていた違和感が、再浮上してきた。
「相葉さん、二宮さん、大野さんお願いします」
再開の時間になり、スタッフがその3人を呼びに来て
必然的に、楽屋には俺と松潤の2人になる。
「翔くん、コーヒーいる？」
「あ、いる。ありがとう」
各々好きなことをしていると、彼が自分のついでに俺の分のコーヒーもいれてくれて
渡してくれた彼と目が合い
ふと、さっきの感情に引き戻される。
「…松潤さ」
「ん？」
「最近、なんかあった？」
「え？」
急にそんなことを聞く俺を振り返り、
意味が分からないというような顔をする彼。
「今日もだけど…この前も、恋愛の話になると戸惑った反応してるから」
けれど、俺がこう言うと
ピクリと、彼の眉が動いた。
「…そうかな？」
「うん。なんかさ…変だよ、松潤」
今度は、彼の体自体がピクリと動く。
「…変、かな。…俺」
「うん、おかしいよ。なんかあったの？」
ついには、彼は勢いよく俺の目を見た。
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つ む ぐ(プロフ) - さくらさん» さくらさんコメントありがとうございます^^*楽しみにしていただいてるなんて嬉しいです(；＿；)Instagramは、@172cm_08 で検索して頂けると出てくると思います！ (2018年6月7日 22時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - つむぐさん、いつも楽しみにさせていただいてます！つむぐさんのinstagramってなんと検索すれば見れますか？ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 88d13a9eaa (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ(プロフ) - 雅宗 潤美さん» わぁ〜雅宗さんありがとうございます！嬉しくてニヤけちゃいました( 笑 )世界観を好んで下さるのはすごく嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - つむぐさん！やっぱりつむぐさんの書く小説好きです♪わかりやすくて世界観を想像しちゃいます♪更新頑張ってください！ (2018年3月23日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - さくらさん» 前作に続きコメントありがとうございます^^がんばります！ (2018年3月8日 1時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2018年2月20日 12時
