page44.真相 ─ �� ページ46
潤side
それから俺らは、細かいことを話し始めた。
「俺の親は、俺らをゲーム感覚で操ってる」
「自分達の気に入らない人間とか、目に付いた人間を危ない目に合わせて、それを俺らに守らせる。それが、俺と潤に毎日与えられる司令なんだ」
「その司令…ゲームをクリア出来なかったら、罰として…2分間、体に電流を流される」
「…そんなの、どうやって？」
「遠隔操作か何かだと思う。見張られてるわけじゃないけど、司令の時はきっと、誰かが見てる」
普通では有り得ない話に、なかなか理解が追いつかない様子の3人。
そんな中、リーダーがあのことを口にした。
「じゃあ、あの研究･開発所は？」
「あぁ…自然に成長出来ないから、そこで…月に一回、アップデートしてる」
「だからリーダー、正解だよ」
雅紀が正解だと言うと、複雑な表情を見せた。
リーダーの読みは、全て当たってたんだろう。
「智くんを助けたってのも…その、司令？」
「そう」
「さっきの、潤くんが狙われたのは違うの？」
「あれは違うよ、俺が狙われるの分かってたらみんなを連れていかないよ。…まぁ、あの男が局の人間じゃないことは分かったけど」
「どうして？」
そう尋ねるリーダーと、不思議な顔をするにのと翔くん。
「…俺と雅紀の、ひとつだけ違う機能。俺は、人の顔を見ただけで名前とかその人の情報が分かる」
「潤のそれがあるから、司令の時に困らないんだ」
「…2人は…本当に、…人間じゃないんだね…」
噛み締めるようにその言葉を落としたリーダーは、
ハッとして俺ら2人を交互に見つめる。
申し訳なさそうな顔をするから、
俺らは少し微笑んで首を横に振った。
リーダーは、間違ったことなんて言ってないから。
「…驚かせてごめんね」
「…ううん、俺らは…変わらないから」
翔くんがそう言って
うん、と頷いたにのとリーダー。
続いてにのが口を開いた。
「話聞くまで、ちょっと態度出ちゃってたかもだけど…話してくれて、嬉しかった」
優しく微笑むにの。
「…2人が、大切な仲間だってことには変わりないよ」
にのに続いてそう言ってくれたリーダー。
3人の目には、まだ戸惑いはあったけれど
そんな中で伝えてくれた言葉だから、信じようと決めた。
雅紀と同時に、ありがとう、と伝えたけれど
俺らは、もうひとつの真相を伝えることが出来なかった。
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つ む ぐ(プロフ) - さくらさん» さくらさんコメントありがとうございます^^*楽しみにしていただいてるなんて嬉しいです(；＿；)Instagramは、@172cm_08 で検索して頂けると出てくると思います！ (2018年6月7日 22時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - つむぐさん、いつも楽しみにさせていただいてます！つむぐさんのinstagramってなんと検索すれば見れますか？ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 88d13a9eaa (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ(プロフ) - 雅宗 潤美さん» わぁ〜雅宗さんありがとうございます！嬉しくてニヤけちゃいました( 笑 )世界観を好んで下さるのはすごく嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - つむぐさん！やっぱりつむぐさんの書く小説好きです♪わかりやすくて世界観を想像しちゃいます♪更新頑張ってください！ (2018年3月23日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - さくらさん» 前作に続きコメントありがとうございます^^がんばります！ (2018年3月8日 1時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2018年2月20日 12時
