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潤side
「…ツイてねぇ」
雅紀の車だったから家まで送ってもらって、
明日の予定を確認しようとしたけれど
頭の中はあのことでいっぱいで、完璧に忘れてしまっていた。
マネージャーに電話して聞くと、明日は5人での番組収録だ、と。
雅紀が言わなかったということは、彼もきっと忘れてるんだろう。
きっと雅紀も今、同じことを考えている気がする。
「…今日からの明日か、」
リーダーはどう接してくるだろう。
俺らにはまだ秘密があるということを
…その秘密が、信じ難いものだということを
彼は、ひとりで背負うのか
それともあとの2人に話してしまうのか。
どのみち、俺たちが嘘を着ることには変わりない。
.
.
.
.
.
「おはよう」
お昼前、楽屋に入るとにのとリーダーが居た。
「潤くんおはよ」
いつも通りゲームをしながら、チラッとこっちを見て挨拶したにの。
その向かいに座っているリーダー。
「松潤おはよう〜」
彼は相変わらずだ、と思った瞬間
「昨日は本当にありがとうね」
しっかりと俺の目を見てそう言った彼。
自分が映ったその瞳には、少しの疑いが─────
「なぁに、なんかあったの？」
赤いおじさんが落ちた音が聞こえ、ゲーム機をテーブルに置いたにのがリーダーにそう尋ねて
リーダーは、いつもの笑顔で話し出す。
「なにそれすごいね、なんかの能力？( 笑 )」
" 能力 "
冗談で言ってるにのだけど
リーダーは、にのに本気でそう思わせたいんだろう。
俺達の秘密を、自ら気付いてほしいんだ。
普通の人とはどこか違う、と
リーダーの自分の確信に、
早く気付いてほしいんだろう──────
「…それさ」
「ん？」
「相葉さんは居なかったんだよね？潤くんとリーダーだけなんだよね」
「うん、そうだよ」
にのの質問の意図が分からなくて、
簡単に答えたけれど
この前雅紀が言ってたことを思い出した。
にのに見られてて、そのことを聞かれたと。
もう忘れてると思ってた。
でも違和感というモノは鬱陶しくて。
要らない違和感でも
人間の記憶の中に、燻り続ける。
「ずっと一緒には居ないでしょ( 笑 )」
リーダーが笑いに変えてくれたと思ったけれど
にのが乾いた笑い声で返した上、
リーダーの疑いは終わってなかった。
「でも仲良いもんね、…松潤と相葉ちゃん」
嘘を着ると決めた初日から
一気に2つの疑いが同時に降り掛かった。
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つ む ぐ(プロフ) - さくらさん» さくらさんコメントありがとうございます^^*楽しみにしていただいてるなんて嬉しいです(；＿；)Instagramは、@172cm_08 で検索して頂けると出てくると思います！ (2018年6月7日 22時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - つむぐさん、いつも楽しみにさせていただいてます！つむぐさんのinstagramってなんと検索すれば見れますか？ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 88d13a9eaa (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ(プロフ) - 雅宗 潤美さん» わぁ〜雅宗さんありがとうございます！嬉しくてニヤけちゃいました( 笑 )世界観を好んで下さるのはすごく嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - つむぐさん！やっぱりつむぐさんの書く小説好きです♪わかりやすくて世界観を想像しちゃいます♪更新頑張ってください！ (2018年3月23日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - さくらさん» 前作に続きコメントありがとうございます^^がんばります！ (2018年3月8日 1時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2018年2月20日 12時
