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875 / 心の中に優しく置いて ページ25

side S




一応俺ら3人の色もあるんだけど

最初はニノの色の方がいいだろうから。




「うん、潤とかずの色のお花でお勉強出来るよ。
明日でもいいんだけど、今やってみる?」

潤「………………できる、かな、?」

「うん、大丈夫、潤出来るよ」




箱から出して、潤の前に並べる。




「じゃあ潤、お花いくつあるかわかる?」

潤「んっと……」

「うん、ゆっくり数えてね」




ちょっとソワソワして焦ってしまう彼を宥めて

智くんは頭を撫でてあげてる。




潤「………じゅ、こ…?」

「うん、10個ね?ふふ、そんな不安にならなくて大丈夫だよ。
間違ってもいいの、正解することだけが正しいことじゃないんだよ?
潤が思う答えを教えてほしい」




下がってた眉が、少しゆるくなって

ホッとしたように柔らかい表情に落ち着いた。




「じゃあさ、このお花10個をね?かずと潤で分けてほしいの」

潤「わける……いくつ、?」

「それは潤が決めていいよ?
でも、かずに全部あげちゃうんじゃなくて、潤も持っててほしい」

潤「んー………どんなのでも、いい??」

「うん、潤が思うように分けていいよ」




どうしよう、って数分悩んでから

ひとつずつ、色ごとに分けていく。

ニノの前に黄色を5個、自分の前に紫を5個。




潤「いろ、で…わけた、」

「うんうん、かずにはいくつあげたの?」

潤「ん?んっと…………………ごこ、かな」

「潤はいくつ持ってるかな?」

潤「んっとね…………………ごこ、おなじ」

「うんうん、そうだね?
じゃあさ、お花、最初いくつあったっけ」

潤「えっと、じゅっこ、あったね」




自分の記憶を確認するように、最初おはじきを置いた場所に目をやって

うんうん、って頷きながら答えてくれる潤を、少し待つ。




ここで気づけたらいいんだけど、

どうだろう。

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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 山さん» ありがとうございます´`*! (2021年7月2日 1時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
- 姫ちゃんのTwitterフォローさせて頂きました(*´∀`*) (2021年7月1日 22時) (レス) id: 1e6ac630d2 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - stormさん» 姫と接してると兄さんたちもゆるくなるのかも…( º_º )ですね笑 (2021年4月20日 18時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ちぇろさん» 誰かを笑顔にできるって素敵ですよね〜´`*こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます( ; ; )! (2021年4月20日 18時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 可愛い。笑同士がいてよかった笑笑姫ちゃんの出来ることや得意なことがたくさん増えて兄さんたち含めファンの子たちも嬉しいだろうね(*^_^*) (2021年4月20日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヲ伽 -otogi- | 作成日時:2021年3月25日 17時

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