546 / 抱えきれないもの ページ7
side O
すぐにマネージャーに伝えると
翌日に入ってた個人の仕事は無くしてくれた。
5人で2日連続の休日なんて滅多にない。
それほどのこと。
和也「よし、潤くん、新しいことしよっか」
潤「ん…？」
和也「潤くんが生活しやすいように、新しく変えよ？」
病院から帰宅すると、
ニノが一番にそう言って。
ニノが提案したのは、
潤ちゃんを誘導できるように
家のいろんなところに、紙を貼ること。
ニノの表情が柔らかいことから、
楽しんでもらおうとしてることが伝わってくる。
嫌な生活じゃなく、
新しい楽しみとして取り入れようと。
一番に、俺らが凹まず潤ちゃんの手を引こうと。
雅紀「ふふ、いいじゃん、そうしよ？」
翔「まず何かな〜」
和也「んー、まずはメモ見ること？」
紙とペンを用意して始める3人に
潤ちゃんは少し戸惑い気味。
でも。
和也「潤くん、おいで？」
潤「………………やじゃない…？」
彼はもう、
我慢したりしないから。
和也「うん、やじゃない。潤くんは潤くんだもん」
潤「………………わすれちゃうんだよ、」
翔「潤の心には残ってるでしょ？
潤が覚えていたいんだってことは、俺らちゃんとわかってるよ」
潤「……………なんかいも、…おんなじこと…きいちゃう」
「何回でも答えるよ？
潤ちゃんが知りたいこと、俺らがちゃんと伝えるよ」
潤「…………おもいで…おなじ、じゃない…」
雅紀「思い出は同じだよ。過ごす日々は同じ。
一緒に生きて、同じ時間を過ごしてるんだもん」
ヒクヒクと肩を震わせて
小さい両手で一生懸命涙を拭って。
小さい体で、大きいものをずっと背負ってる彼が
どうしようもなく愛しくて。
「大丈夫…一緒に生きてくんだよ」
そっと抱きしめると
3人も彼にそっと触れる。
潤「………っかく、」
和也「ん、書こっか」
一生懸命涙を引っ込めて
今度は前を向くように顔を上げた。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - つかささん» 嬉しかったですね！読んでいただきありがとうございます´`* (2020年9月16日 21時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - 情報過多まじで嬉しすぎ！ 泣きそうになったもんー！←え？ 移行ご可愛い姫に会えるの楽しみ！ でも姫ちゃんどうなっちゃうのー！ 更新ファイトです！ (2020年9月15日 19時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 覚える事が出来たら忘れてしまう。神様は意地悪ですね。彼から笑顔を奪わないで。貴方には笑顔がよく似合うから。ずっと笑っててほしいです。 (2020年9月14日 20時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» いつも嬉しいです( ; ; )ありがとうございます´`* (2020年9月12日 2時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 彼の笑顔がこれからずっと続くといいですね。 (2020年9月8日 21時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年8月16日 13時
