473 / 気づけなかったこと ページ28
(ニコニコスマイルさんリクエスト 続)
side N
あれから休みもなく、
忙しさもさらに増えてきたその日。
VS嵐の収録だった。
2時間スペシャルの一部で、
数人のゲストさんと共にVS嵐のこの1年を振り返るもの。
完璧に冬に入った11月上旬。
この前のように潤くんに毛布を羽織らせ入ったスタジオには
いつもとは少し違うセット。
ゲストさんとトークをしながら、クイズも含めながら進むこのコーナー。
VTRの途中、チラリと隣の潤くんを見ると
手の甲をつねっていて。
「潤くん、痛むよ？」
小さくそう声をかけると
ピク、と体を強張らせて、コクコク頷いて手をやめた。
どうしたかな、
ちょっと不安定？
そんなことを考えているとVTRは終わり、
一旦セット変更のためはけることになって。
立ち上がって歩き始めた途端、
グラグラと地面が揺れる感覚。
雅紀「地震？」
相葉くんのその言葉を合図とするように、
4人で一斉にしゃがんで、潤くんに覆い被さる。
少し大きめだったけど、何かが壊れるほどの地震では無くて。
揺れがおさまったところで、スタッフが収録を中断して安全確認すると言い、
立ち上がっていたゲストさん達も座り直す。
「っ、潤くん大丈夫？」
バクバクいってる自分の心音に気づきながらも
腕の中の潤くんに声をかけると、少し過呼吸気味。
「潤くん、一緒に深呼吸しよう、ね？」
智「潤ちゃん、こっち見える？」
不幸中の幸いで潤くんに声は届く。
頷いてくれたのを確認して一緒に深呼吸しながら、
翔ちゃんに合図する。
それを理解して、セットを取ってきてくれた翔ちゃんは
心電計を取り出して測ってくれて、
相葉くんは毛布で潤くんを包んでくれる。
翔「ん、やっぱり不整脈出てるね」
雅紀「怖かったね…大丈夫、かず見てていいからね」
毛布で潤くんを包むと同時に抱きしめた相葉くん。
視界から俺が外れないように言ってくれて、
そのまま頭を撫でながら彼を見つめるけれど。
「潤くん、ゆっくり、ゆっくり息しようね？」
過呼吸は治まったものの
不整脈の息切れが治まらない。
………………これ本当に、地震だけのせい？
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櫻宮 - いえいえ(^^)姫可愛いですね！(^^)私の毎日の癒やしです(^^) (2020年7月26日 9時) (
レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - いえいえ(^^)姫可愛いですね！(^^)私の毎日の癒やしです(^^) (2020年7月26日 9時) (レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年7月25日 16時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - あっそうだったんですね(^^;それは初耳。(笑)姫の沼から抜け出せないし姫可愛いし、もう何なの！？って悶絶しまくってる櫻宮です(笑)彼の中の嫌な一日が少しずつ減ってほしいなぁ。そう思います。本当に、、 (2020年7月25日 16時) (レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 実際にあったエピソードっていうのがまた可愛いですよね( 笑 )文字って怖いですよね、、 (2020年7月25日 0時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年7月9日 15時
