470 / 伝わってほしいこと ページ25
side N
迷子のイチョウを拾った、と姫から可愛い知らせを受けて
その日から2日後。
VS嵐の収録。
5人で局に向かい、
到着するとマネージャーに迎えられる。
今日の一発目は、若手芸人さんと先輩芸人さんが相手みたい。
プラスワン誰かなーとか話しながら準備をしてスタジオに入ると
ワァァ、と黄色い歓声に迎えられる。
翔「………潤、ちょっと間羽織ってな、」
スタジオの室温は普通なんだけど
それじゃあ潤くんにとっては少し寒くて。
潤くん自身は自分に合わせてほしくないからそのままでいいって言ったんだけど
この季節だから、風邪ひいちゃうかもしれなくて。
潤くんにとって少し室温が低いなって感じた翔ちゃんが
マネージャーが持つ姫セットから毛布を取り、
そっと潤くんに羽織らせる。
潤「ありがとしょーくん、」
翔「手、冷たいね…遅かったかな、寒い？」
潤「……ちょっとだけ？」
素直に潤くんが答えると
翔ちゃんが、潤くんの額に自分の額をくっつける。
ワァァ、とまた、歓声が沸く。
翔「熱は無いね」
潤「げんきだもん、」
翔「ふふ、そっか。手、摩ってようか」
歓声なんて気にもしてない翔ちゃんは
冷たくなった潤くんの両手をとり、両手で包んで摩る。
オープニングまでの時間も、なるべく潤くんを仕事モードにしたくない。
雅紀「ねぇ、帰りちょっと寄り道しよ」
「え、どこに？」
雅紀「美味しそうなプリン見つけたの、買って帰ろうよ」
潤「わぁっ、いいのっ？」
智「いいじゃん、気になる」
翔「俺らプリンマスターになれるな( 笑 )」
「もうこの際食べ尽くそ( 笑 )」
潤「ふふ、たのしみふえた」
雅紀「ね、嬉しいね」
ニコニコしてる潤くんに、優しく笑いかけて頭を撫でてあげる相葉くん。
翔ちゃんに手を摩られて、相葉くんに頭を撫でられて
俺とリーダーもギリギリまで近くに居て。
最近は本番寸前までずっとこんな感じだから、
それもTVガイドとかに載せられてる。
ほんわかしてるんだって。
それが伝わってるのはすごく嬉しい。
俺らの日常が、いつだって暖かいことを知ってほしい。
それが彼のおかげだってことも、もっと知ってほしい。
471 / 伝わってほしいこと→←お知らせ 2020/07/18
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 974人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫻宮 - いえいえ(^^)姫可愛いですね！(^^)私の毎日の癒やしです(^^) (2020年7月26日 9時) (
レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - いえいえ(^^)姫可愛いですね！(^^)私の毎日の癒やしです(^^) (2020年7月26日 9時) (レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年7月25日 16時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - あっそうだったんですね(^^;それは初耳。(笑)姫の沼から抜け出せないし姫可愛いし、もう何なの！？って悶絶しまくってる櫻宮です(笑)彼の中の嫌な一日が少しずつ減ってほしいなぁ。そう思います。本当に、、 (2020年7月25日 16時) (レス) id: 17eb94eea0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 実際にあったエピソードっていうのがまた可愛いですよね( 笑 )文字って怖いですよね、、 (2020年7月25日 0時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年7月9日 15時
