05 / 隠した異世界 ページ7
_____A.
「ねぇ相葉くん、」
「昨日の夜見たよ」
潤とは別々で楽屋へ行くと
俺以外の3人は揃っていて。
挨拶をしてソファに座ると
ニノが横に来てそう話しかけてくるから
その先を予想して答える。
少しの間口を噤んだことから
俺の予想は合ってるみたいだ。
「こんだけ長い間不仲に見られるなら仕方ないじゃん」
「でも裏では仲良いとかなら分かるよ、でもそれもないじゃん。
俺らもエピソードないから話せないし」
「仕事では仲良よく見せてるんだから充分だよ、」
「見せてるって……」
同じ意見だろう翔ちゃんとリーダーも心配そうにこっちを見てる。
いいんだよ。
俺と潤の世界は、
俺と潤の中だけで。
それ以外には創りたくない。
見えるところになんて。
「あ…松潤、おはよ、」
「おはよ、俺も相葉くんと同じ」
楽屋に入ってきた潤は
聞こえてたらしい会話を振り返ってそう言う。
「頼むから仲良くしてよ、」
「仲悪いわけじゃないよ、分かるでしょ？」
「分かるけどさ…もっと絡んでくれたら、こんな噂消すの簡単なんだよ」
その言葉で
チラリと潤と目が合う。
「俺ら今からメイクだからさ、話し合ってて」
そんな様子を見て今日はいけると思ったのか
3人がぞろぞろと楽屋を出ていく。
いつメイクの順番変えたんだよ。
扉が閉まる音を合図に
また、潤と目が合うから
おいで、と
目で伝える。
吸い寄せられるように俺の膝上に跨る彼は
やっぱり、かわいい。
「……………ふふ、もう、くすぐったいよ、」
髪を梳くと、そう言って身を捩らせるから
ひとつ、紅いそこへキスを堕とすと
みるみるうちに、彼の顔は赤くなる。
「………ばか…」
「仲良くしろって言われたじゃん、」
「こんなことじゃないでしょ、」
「もうちょっと絡んだらいいのかな」
「そーなんじゃない？」
考える気なんてさらさらないのに
そんな適当な会話して。
お互いの熱にしか、興味が無い。
「なかよし、スる？」
「ばかまーくん、だめだよ」
「潤のその顔、唆るの」
「ん…っしらない、だめだって」
キスで我慢してやろう、なんて思ってキスを堕とすけれど
そのせいで、身体はもっと熱を帯びる。
ねぇ潤。
俺たちが創った世界は
みんなに理解されるのかな。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ふらんどーる@潤くんは天使 さん» いつもありがとうございます！わわわっ、本当ですか…！とても安心しました( ; ; )ありがとうございます´`*！ (2020年5月31日 20時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - 新作きたっ！べーこんれたすか...！前回もでしたけど、ヲ伽さんのお話は私のようなそういうのを好んで見ないような人でも見ちゃいますw (2020年5月31日 20時) (レス) id: 8e46670866 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ナナさん» 初めまして！コメントありがとうございます´`*！楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ヲ伽さん、初めまして！新作ですね！何だか私の好きそうな感じでワクワクしています(*^^*)望遠鏡の外側も素敵なお話でしたからね~(^^)また更新が楽しみです(*´艸｀*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: d658bfc4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年5月31日 15時
