#72 翔 ページ37
潤「ありがとうしょおくん…」
俺の言葉に安心したのか、凭れ掛かってくる潤。
それを見たにのが、こう言った。
和也「今日は翔ちゃんに頼もうか」
智「そうだね」
潤「…？」
雅紀「ふふ、あのね？毎日、誰か1人がここに泊まることにしたの。先生にももう許可もらったんだよ。だから、潤ちゃんが夜にひとりになることはないよ」
潤「いいの…？」
「いいんだよ、大丈夫」
そう言って、
安心させるように頭を撫でてあげると、
ふふ、と声を出して微笑む。
それでも、手は俺の服を握っていて。
──────…守って上げたくなる。
潤「でもみんな、おしごとは…？」
智「明日ね、みんなでの仕事がひとつあるの。その前に、社長に会見のこと言いに行くつもりだよ。その後は、仕事がない人はここに来るって感じだから、みんな揃うかはわからないけど…」
潤「そっか、わかった！がんばってね？」
和也「ありがとう^^」
雅紀「みんながいない間は…大丈夫？」
潤「だいじょうぶ！かず とくらしてるときもおるすばんしてたから」
「そっか、でもなんかあったら言いなね？」
潤「うん！」
.
そのあとみんなは帰っていって、潤と2人になった。
.
「ふふ、潤眠いの？(笑)」
潤「おなかいっぱいになったらね、ねむくなっちゃった…(笑)」
「寝ていいよ、もう9時だし」
潤「んー…しょおくん、いっしょ…？」
「うん、一緒だよ、ここにいるから」
そう言って、にのに教えてもらったように添い寝する。
さっき潤が寝ていた間に、みんなで1人ずつ泊まるということを決めて、潤の対応の仕方などをにのから教わった。
" 焦らず、受け止める "
ゆっくり、潤自身を全身で受け止めてあげる。
それが大事なんだと言われたんだ。
潤「んっ…」
「大丈夫、俺ここにいるからね…」
寝て少し経ったら、少し眉をひそめ始めた潤。
もしかしたら、今から夢の中でお母さんに虐待されるかもしれない。
そう思って、こういうときはこうしよう、こうなったときはこの方がいい、そんなことを、頭の中で考えていた。
けれど、やはり予想通りにはいかないようで───
潤「……！？」
潤が急に目を見開いて、飛び起きた。
" どうした？ "
そう聞こうとした、その時───────…
潤「ゔっ…！」
うずくまって口に当てた潤の手の隙間から、
流れる真っ赤なモノ。
それが何かを理解するのには、全く時間なんて要らなかった。
「潤─────…！！！」
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - すいすいさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！続きもありますので、よければぜひ´`* (2021年8月6日 17時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
すいすい - 気づいたらめっちゃ泣いていました。潤くんはきっと、5人で楽しく過ごしていると思います。 (2021年8月6日 15時) (レス) id: fd76ce1517 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - アラシックスティさん» ありがとうございます( ; ; )続きもあるので、よければぜひ…´`* (2021年4月29日 7時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
アラシックスティ - すごーく良かったです！！また読みたいと思うような物でした。 (2021年4月29日 6時) (レス) id: 419204c463 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ＿＿ 。∴亀更新∴(プロフ) - 愛の釣り人さん» 遅くなりすみません！！今気づきました…(；＿；)ありがたいお言葉すごく嬉しいです。書いてよかったとすごく思いました！今書いている作品も気に入っていただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします^^ (2017年10月23日 18時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2016年9月5日 0時
