#66 潤 ページ31
ずっと、こわかった。
おこられる、なぐられる、どなられる、
─────…みんなおかあさんみたいになっちゃう
そうかんがえると、おかあさんがそばにいそうで。
じぶんをまもるようにして、
ふとんをあたままでかぶった。
.
けれど、おれがおもってたのとはちがくて。
まー が、だいすきだよっていってくれて。
みんな、やさしいえがおで。
" ありがとう "
そのことばを、いっぱいつたえたくて。
でも、うれしさからのなみだで、ことばがうまくでなくてつたえられなかった。
それでもみんなは、わかってるよといってくれてるようで。
「かず〜…」
和也「ふふ、嬉しくて涙止まんないね？(笑)」
翔「かわいいヤツだな〜(笑)」
「とま、るもんっ…」
雅紀「止まるの？(笑)」
そういうと、だんだんとまってくる なみだ。
智「あ、止まってきた(笑)」
「…ねぇ？」
翔「ん？」
うまく、まとめられないけれど。
これだけは、つたえたいから。
「いっぱい、いっぱい、ごめんね？
でも、いっぱい、いっぱい、ありがとう」
智「…ふふ、どういたしまして^^」
みんなは、いっぱいふれてくれて。
いっぱい、ほほえんでくれて。
" しあわせ " を、たくさんかんじてた。
でも、はなさないといけないことはまだあるんだ。
「…あらし、の、こと…ね」
雅紀「あ…、そうだね、決めないと」
翔「潤は、どうしたい？」
「おれは…」
これだけ めいわく かけたのに、
まだじぶんのきもちをいってもいいのかな。
そうためらって、かずの て をきゅっとにぎった。
和也「大丈夫だよ潤くん」
智「…言うの、怖い？」
そうきかれて、こくんとうなずいた。
和也「潤くん？」
「…ん、」
和也「潤くんが心の中で思ってることさ、言ってみて？俺ら、ちゃんと受け入れるから」
かず の そのことばをきいて、みんなのかおをみると、みんなはほほえんでた。
「…おれ、ね？」
雅紀「うん、」
「けしたくないの。…おれが、いきてこられた "いばしょ"」
智「…うん、」
「…でも、しょうじき…もどれる ほしょう は、できない」
翔「…っ、」
「それでも…もどれるように、もどるために…おれ、がんばるからっ…」
和也「うん…」
「うんめい、かえてみせるからっ…、だからっ、あらし…けさないで、くださいっ…」
そういってから、かおがふとんにつきそうなほどあたまをさげた。
それと どうじ に、
4つのぬくもりがおれのからだをつつんだ。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - すいすいさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！続きもありますので、よければぜひ´`* (2021年8月6日 17時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
すいすい - 気づいたらめっちゃ泣いていました。潤くんはきっと、5人で楽しく過ごしていると思います。 (2021年8月6日 15時) (レス) id: fd76ce1517 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - アラシックスティさん» ありがとうございます( ; ; )続きもあるので、よければぜひ…´`* (2021年4月29日 7時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
アラシックスティ - すごーく良かったです！！また読みたいと思うような物でした。 (2021年4月29日 6時) (レス) id: 419204c463 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ＿＿ 。∴亀更新∴(プロフ) - 愛の釣り人さん» 遅くなりすみません！！今気づきました…(；＿；)ありがたいお言葉すごく嬉しいです。書いてよかったとすごく思いました！今書いている作品も気に入っていただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします^^ (2017年10月23日 18時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2016年9月5日 0時
