#65 和也 ページ30
雅紀「ねぇにの」
「ん？」
雅紀「松潤って呼び方、変えた方がいいよね？」
「え、どうして？」
雅紀「だってさ、世間一般では松潤って呼び方がよく呼ばれてるじゃん？
だからさ、偽ってた自分思い出してつらくなっちゃったりしないかな、と思って」
「あぁ…それはあるかも」
智「なら、俺と相葉ちゃん呼び方変えようか、翔くんは 潤 だから大丈夫だと思う」
翔「そうだね、…でもなんて呼ぶの？」
雅紀「…潤ちゃん、とか｣
「それにしよう！」
翔「え…潤、怒んないの？」
「それは全然大丈夫だよ、きっと潤くんもその呼び方なら甘えやすいと思う」
智「ふふ、なら決定だね(笑)」
.
隣で、採用されたことに喜ぶ相葉さん。
…ねぇ、潤くん
俺が言ったとおりでしょ？
『みんななら大丈夫』
って──────
.
.
.
── ガラガラ…
「…潤くん？」
病院に着き、潤くんの病室まで来たものの、寝てるかもしれないからと思ってそーっと扉を開けた。
智「寝てる…？」
「うん、…あ、起きるかな」
眠って時間が経っていないのか、眠りが浅いようで、少し眉をひそめた潤くん。
負担がかからないよう、いつものようにそっと声をかけながら起こす。
「じゅーんくん、かずだよ、帰ってきたよ？」
そんな俺の小さい子にかけるような声に少し驚いている3人を視界の片隅において、
俺の声に反応し、ゆっくりとまぶたを開ける潤くんを見つめる。
潤「…かず…？」
「うん、かずだよ？ほら、みんなもいるよ」
俺に向かって伸ばしてきた手をそっと握り返して、潤くんの視線をみんなの方に向ける。
それと同時に俺もみんなの方を見ると、みんなはすごく優しい笑顔をしてくれてて。
みんなを見て少し強ばった様子の潤くんを見計らって、大野さんが声をかけた。
智「じゅーんちゃん！ただいま！」
潤「お、おか…えり？」
翔「ふふ、なんで聞くの(笑)」
怒られると思っていた潤くんは、優しいみんなに相当驚いたようで。
どうして？という顔をして俺を見つめた。
けれど、俺にその返事をする必要はないみたい。
雅紀「潤ちゃん？
俺ら、潤ちゃんのこと大好きだから。
大丈夫だよ？ずっと傍に居るからね」
思ってもみなかった相葉さんの言葉に、
潤くんは嬉しさを隠せないみたいで。
潤「…り、…っと、あっ…がと…、」
止まらない涙を流す目を擦りながら、
ありがとう、ありがとうと繰り返していた。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - すいすいさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！続きもありますので、よければぜひ´`* (2021年8月6日 17時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
すいすい - 気づいたらめっちゃ泣いていました。潤くんはきっと、5人で楽しく過ごしていると思います。 (2021年8月6日 15時) (レス) id: fd76ce1517 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - アラシックスティさん» ありがとうございます( ; ; )続きもあるので、よければぜひ…´`* (2021年4月29日 7時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
アラシックスティ - すごーく良かったです！！また読みたいと思うような物でした。 (2021年4月29日 6時) (レス) id: 419204c463 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ＿＿ 。∴亀更新∴(プロフ) - 愛の釣り人さん» 遅くなりすみません！！今気づきました…(；＿；)ありがたいお言葉すごく嬉しいです。書いてよかったとすごく思いました！今書いている作品も気に入っていただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします^^ (2017年10月23日 18時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2016年9月5日 0時
