木漏れ日より、愛を込めて -2- (ページ26)

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68 / 染み込んだのはページ26

side N

「気を付けてあげなきゃ…」

自然と、

眠る潤くんの頭に

手が伸びる。

先生「潤は…皆さんのことを本当に慕っているんですね。

ジャニーズに入ったと聞いた時は、どうなることかと思いましたが…
自分から話しかけられたとか、いっぱい話しかけてくれるんだとか…よく僕に話してくれました。

もし皆さんと出会ってなかったら、潤はここまで成長出来なかった。

皆さんのおかげです。
ありがとうございます…

どうかこれからも、よろしくお願いします」

頭を下げる先生に「もちろんです、」と返すと
安心したように微笑んでた。

ついでに持ってきたというご飯を置いて、
「潤のしたいようにさせてあげて下さい」と言って
病室を出て行った。

雅紀「ふふ…嬉しいね」

「ね。きっと、自分を変えるために…ジャニーズに入ったんだろうね」

雅紀「1人で頑張ったんだもん…
これからは俺らが居てあげたい。
どんなワガママでも叶えてあげたい」

「うん…、…翔ちゃんとリーダーに、出来るだけ早く帰ってきてあげて、って送ろうか」

雅紀「ふふ、そうだね」

不安とか恐怖で出来ている彼の心を
出来るなら俺と取り替えてあげたい、と

何度も何度も思ったけれど

そんな自分の心で生きると彼が決めたなら
俺らはその傍に居て、寄り添って居たい。

ずっと、ずっと。