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side O
潤ちゃんの病室に着いて1時間が経とうとしていた時
グループラインに、翔ちゃんから今から帰ると連絡があった。
潤ちゃんに伝えると、
嬉しそうに微笑んで。
俺らが戻ってきた時、
潤ちゃんは布団を頭まで被って
その姿に、心がとても痛くなって
そっと、布団越しに手を添えて優しく声をかけると
涙目の彼が顔を出した。
ぎゅ、と強く抱き締めてやると
潤ちゃんも、強く抱き締め返してくれて。
ニノは背中を摩ってあげていて、
泣いていいよ、と促してやってた。
今も、マシにはなったものの少しだけ不安定で。
俺とニノと、手を繋いでる。
和也「潤くん、明日は翔ちゃんとリーダーが居るからね」
潤「ほ ん と？よ か っ た ぁ」
ニノの言葉に、
安心したように笑った彼。
やっぱり、まだ早い。
潤ちゃんを頻繁に1人にして
4人で変わらず仕事をするには、まだ早すぎる。
音楽番組の関係で、彼を1人にするのは
これで2回目だけど
やっぱり、心が痛いんだ。
戻ってきた時に、1人で寂しそうな彼を見るのは
俺らも心苦しい。
それでも
彼が戻ってくる場所を守る責任がある。
「難しいなぁ…」
潤「ん？」
「ううん、何もないよ？
あ、ニノまたゲームしてる」
潤「か ず、あ と ちょ っ と で 、ク リ ア な の」
和也「説明ありがとう潤くん( 笑 )」
難しい、難しいと考えながらも
どうにも出来ないんだ。
術が思い付かない。
どうすればいいのか、
2つの願いを叶えるにはどうすべきなのか。
悩んでる時間なんて無いはずなのに、
俺らはすぐに解決策を見つけなきゃいけないはずなのに。
また、同じことを繰り返してしまう。
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作者名：つむぐ
| 作成日時：2019年6月27日 16時
