58 / 溺愛の末 ページ14
side N
「え、ちょ、翔ちゃんそれなに？( 笑 )」
翔「え？ビデオカメラだよ」
智「まってそんなのあった？」
翔「買ったの」
雅紀「買ったの！？」
翔「潤専用だからねこれ」
潤「ふふ、おれ せんよう？( 笑 )」
「いやまぁ、いいんだけどさ？
必要だし、絶対役に立つんだけどさ。
ニヤケんのやめなさいよ( 笑 )」
翔「ふは、バレてた？( 笑 )」
智「バレバレだわ( 笑 )」
雅紀「それ翔ちゃんから俺らにプレゼント？」
翔「なわけあるか( 笑 )割り勘だから」
「なら買う前に言ってよ！( 笑 )」
「そんな堅いこと言うなよ〜」とかなんとか言いながら
未だビデオを回し続けてる。
でも、さっきの瞬間が撮れてたのはよかった。
なんて言ったら調子に乗りそうだから言わないけど。
潤「しょーくん、とっててくれるの？」
翔「うん、ずっと撮っててやる」
潤「ふふ、じゃあがんばろ〜」
潤くんは、翔ちゃんが自分用に、自分を思って買ってくれたということが嬉しいらしく
ルンルン気分でもう一度チャレンジし始めた。
すると今度は、さっきよりあまり時間もかからず
体を浮かせることが出来て。
やっぱり何年も踊ってたりしたから
その分人より筋力が残ってるのかもしれない。
ユウ「ふふ、やっぱり凄いね？
じゃあちょっと休憩しよう、最初にたくさんやっちゃうとよくないからね」
潤「うん、」
ユウ「ちょっと車椅子から降りようか、
…あ、相葉さん、あのマットの上に座らせてあげてくれませんか？」
雅紀「あ、はい」
ユウ先生も体格が大きい方じゃないから
俺らの体格を見て、相葉くんを指名して
傍にあったマットの上に潤くんを座らせるように頼み
そこで腕のマッサージをし始めた。
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作者名：つむぐ
| 作成日時：2019年6月27日 16時
