45 / 両立 ページ1
side S
「これ松潤も見てるの？」
あれから1ヶ月程が経った、12月の半ば。
音楽番組が多くなってきて、
今日も芸人さんが司会の生放送音楽番組に出演中。
潤のことも、いろんな人が触れてくれるようになって
遠慮せず話せる。
「はい、たぶん見てると思います」
雅紀「やること全部済ませて待機してる〜って言ってました( 笑 )」
まぁ、話せるのは嬉しいんだけど
この時期はどうしても、潤を1人にしてしまうことが多い。
潤も分かってるから納得してくれるけれど
やっぱり寂しいだろうし、
また不安定になってしまったらと思うと
心苦しい。
だからといって仕事は疎かに出来ない。
他の出演者の方達との関係性もあるから
終わってもすぐに4人で帰れなくて。
智「すみません、僕と二宮お先に失礼します」
和也「すみません、お疲れ様でした」
だから、2人は残って2人が帰る、というようにしてる。
仕事があるんだろうと思ってくれれば助かるし
潤の1人の時間も減らせる。
残った俺と相葉くんとで、いろんな出演者さんと話してる時
チラリと後ろを見ると、
智くんとニノが早足で楽屋から車に向かってて。
急いでやってね、と心で呟く。
「翔くん！」
ふと誰かに呼ばれ
声の方を振り向くと
ドラマの主題歌を応援、のような形で出ていた、斗真だった。
「お、久しぶり」
「ほんと久しぶりだね。
それより、潤大丈夫？」
「あぁ、うん。ありがとう」
「やっぱり今、連絡難しいかな？
休止の発表聞いた後から、返信なくて」
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作者名：つむぐ
| 作成日時：2019年6月27日 16時
