32 / ミライへ ページ37
side N
翔「戻りました〜」
俺が仕事から戻った直後、翔ちゃんも戻ってきて
明日の会見の話し合いを始める。
智「あ、まずね、明日は先生がお昼から出勤になってるから朝は見ててくれるって」
「あ、ほんと？なら大丈夫だね」
雅紀「で、内容だよね」
「うん…病名と1ヶ月眠ってたことは話す。
あとは…潤くん次第だね」
翔「潤は、どこまで話したいとかある？」
翔ちゃんがそう尋ねると、
潤くんはフルフルと首を横に振った。
“ 病状も、みんなが休みを取ってくれてることも
全部、話しても大丈夫だよ ”
スムーズに話せない今
ゆっくり、ゆっくり伝えてくれる。
「そっか…、うん、分かった。
話そう、休止後のこと、全部」
彼が覚悟を持って決めてくれたんだから
俺らはそれをちゃんと受け取るのみだ。
その思いは、4人共同じだから
俺が話そうと言うと、強く頷いてくれた。
ホッと安心したような潤くんは
相葉くんに、
“ 潤ちゃん偉いよ！”
なんて褒められて嬉しそう。
「…あと、さ」
翔「ん？」
「説明するときは…俺に話させて欲しい」
少し躊躇って口にした俺を、みんなが見つめる。
ずっと思ってたこと。
潤くんに隠してていいと言ったのは俺だし
あの会見で、潤くんの休止を知らせたのは俺。
ちゃんと、責任もって説明したい。
智「分かった。俺らは質疑応答までは黙ってる。
ニノに、任せるよ」
いつものふんわりした、
でもはっきり意思を持った
そんな笑顔で言い切ってくれたリーダー。
翔ちゃんと相葉くんも
笑顔で頷いてくれた。
潤「か ず ？」
「ん？」
潤「お ね が い 、 ね …？」
「うん。潤くんの分も、ちゃんと話してくるね」
そっと俺の手に自分の手を重ねて
微笑んでそう言った彼を抱き締めて、
約束の言葉を残した。
大丈夫。
どう転ぶかは分からないけど
きっと、何かは変えられる。
前に進める。
潤くんの為になる───────
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 754人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つ む ぐ(プロフ) - momoさん» ありがとうございます(*^^*)がんばります！ (2019年6月9日 12時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いてます！移行楽しみにしてますので、更新頑張ってください！ (2019年6月9日 2時) (レス) id: d7e2907fc9 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ(プロフ) - なおさん» その気持ちでいっぱいですよね(*^^*) (2019年1月28日 16時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 五人で嵐、この二十年間ありがとう。 (2019年1月28日 15時) (レス) id: 22aa002e5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つむぐ
| 作成日時：2019年1月19日 18時
