16 / 瞳の色 ページ20
side N
それを見たリーダーが、潤くんを
前から、そっと抱き寄せた。
智「大丈夫。…俺はどんな潤ちゃんでも大好きだよ」
穏やかな空気を打ち破ることなく、
でも真面目に、潤くんにそう言った。
潤くんは、ゆっくりと頷いて
俺の手を キュ、と握り直した。
雅紀「ニノみたいに、おなかポヨンポヨンじゃないもんね( 笑 )」
「そんな俺でも潤くんは好きって言ってくれるからいいの！( 笑 )」
翔「そういうことだよ、潤( 笑 )」
そこで、また空気を戻してくれるのが相葉くん。
そこに俺らも乗っかれば、
潤くんを笑顔にする空間は出来上がり。
そんな間に、リーダーは潤くんの入院着のボタンを外し終わって
そっと服を開いた。
ピク、と動いた潤くんには何も言わず
ゆっくり、蒸しタオルで体を拭く。
智「きもちー？」
潤「ん…、……ぃ」
いつもの、ふにゃふにゃした笑顔と雰囲気のリーダーにつられるのか、
潤くんの体の緊張は徐々に解れてきて。
「潤くん、次は背中してもらおっか」
潤「んっ、……の、…ぁ」
「うん、このままぎゅってしてるよ？ちょっと隙間出来ちゃうけど、手は握ってるから、ね？」
背中拭くために離れるなんてことは出来ないと分かってたから、俺の目を見て訴えてきた潤くんにそう伝えた。
すると安心したような表情を見せて。
もう一度、大丈夫だからねと伝えてから
すぐに終わるように、相葉くんと翔ちゃんが両側から拭いてくれた。
翔「よし、おわりっ」
雅紀「えらいね潤ちゃん、」
褒められて嬉しいのか、俺の手をキュ、と握って微笑んだ。
潤くん、嬉しかったら手をキュ、とするのが癖になったんだろうね( 笑 )
すると潤くんが、俺と3人の顔を交互に見るから、
どうしたのかと思って顔を覗くと
潤「…ぃ、……と、」
“ あ り が と ”
そう口を動かした。
智「ふふ、どういたしまして」
リーダーが頭を撫でてやると、照れたように微笑んで。
続いて翔ちゃんと相葉くんが触れると
今度は嬉しそうに目を瞑った。
雅紀「ふふ、明日もしっかり拭いてあげるっ！」
潤「んっ」
さり気なく相葉くんがそう言うと、
瞳に不安の色なんてもう映ってなくて。
明日からは、ちょっとの間みんなに任せてみようと思えた。
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つ む ぐ(プロフ) - momoさん» ありがとうございます(*^^*)がんばります！ (2019年6月9日 12時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いてます！移行楽しみにしてますので、更新頑張ってください！ (2019年6月9日 2時) (レス) id: d7e2907fc9 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ(プロフ) - なおさん» その気持ちでいっぱいですよね(*^^*) (2019年1月28日 16時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 五人で嵐、この二十年間ありがとう。 (2019年1月28日 15時) (レス) id: 22aa002e5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむぐ
| 作成日時：2019年1月19日 18時
