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て「…手繋いで終わり?」
と「うん」
ゆ「せっかく静岡泊まりの日だったのに?」
と「まあ」
虫「それで酔い潰れて2時間くらいしか一緒にいれなかったと」
と「……うん」
て「もったいねー!!まーじでもったいねえ!!」
静岡から帰ってきた次の日、としみつは安定ににやにやしていた。
どうやらAちゃんと手を繋げたらしい。しかも聞きたかった事も聞けたんだとか。
り「まあさすがに一緒に泊まるとかはやらしいけど、せめて潰れないように我慢して長い時間一緒にいれるようにしたらよかったのに」
と「めちゃめちゃ後悔してるわ…」
し「しかも酔った勢いで手繋ぐっていうのがとしみつらしいね」
虫「童 貞らしいよね」
と「おい」
虫さん達の話もいつもなら怒るのに、ずーっと嬉しそう。
機嫌悪い時はAちゃん呼んだら解決するな
て「でも進展遅くない?もう出会って3〜4ヶ月は経ってるでしょ」
ゆ「それは俺も思った」
と「友達からじゃないと付き合えんもん」
虫「でもそれはとしみつの都合じゃん?そうこうしてる間にAちゃん取られちゃうよ」
虫さんの言葉に少し落ち込むとしみつ。でもその通りすぎる。
て「もう年末だし、クリスマスも待ってるしな」
と「クリスマスはAちゃん1日仕事らしいわ」
ゆ「じゃあ一緒に過ごすのは無理か…」
り「そういえばUUUMって毎年忘年会やってるらしいし、そこで会えるんじゃない?」
俺の言葉にとしみつが嬉しそうに笑う。犬みたい。しっぽ見えそうだもん。
て「そういやメール来てたよ、12月27日にやるって!全員行くよね?」
と「行く!!!!!」
り「今度はAちゃんの近く座れるように頑張ろうね、としみつ」
と「おう!!」
一生懸命なとしみつを見てるとついつい応援したくなっちゃうんだよな。そろそろ俺も本腰入れるか。
りょうsideでした〜
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作者名:NONAME | 作成日時:2019年9月13日 2時